
Celestica、AIチップ需要で株価急騰の可能性
Seeking Alpha
公開日時: 2026/08/27 11:45
カナダに本社を置く電子機器受託製造サービス(EMS)大手のCelestica(CLS)の株価が、AI(人工知能)関連の需要拡大と事業構造の改善により、今後大幅な上昇を見せるとの見方が出ている。Oakoff Investmentsは、同社株の「買い」推奨を更新し、目標株価を393ドルとした。これは現在の株価水準から27%以上の上昇に相当する。
Celesticaは直近の決算で、売上高が前年同期比62%増、調整後1株当たり利益(EPS)が83%増という顕著な成長を記録した。この成長は、AIインフラ需要の強さと、事業運営の効率化(オペレーティング・レバレッジの拡大)に支えられている。
特に、同社の売上の81%を占めるコミュニケーションおよびクラウドソリューション事業が好調で、サーバーおよびストレージ関連の売上は前年同期比で167%増加した。また、調整後EBITDA(利払い・税引き・減価償与前利益)マージンは80ベーシスポイント(bp)改善。これは、販売数量の増加、より収益性の高い製品構成へのシフト、そして高利益率のAI関連プログラムが収益性を押し上げた結果と分析されている。
Oakoff Investmentsは、特にOpenAIが開発を進める「Jalapeño」チップの量産が、Celesticaのシステムインテグレーション(複数の機器やソフトウェアを連携させること)の機会を大きく広げると指摘。これにより、2027年までスケーラブルなコンピューティング展開を通じて、構造的に高いマージンを維持できる可能性があるとしている。
同社は、2027年度の予想利益に25倍の株価収益率(PER)を適用することで、目標株価393ドルを算出。これは、現在の株価水準を大幅に上回る水準である。
Celesticaはかつて、低マージンでコモディティ化された(価格競争になりやすい)電子機器メーカーというイメージが強かった。しかし、AIの台頭が同社の事業機会を大きく変え、成長軌道に乗せた形だ。
Source: Seeking Alpha
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