
量子コンピューティングETF、WQTMがQTUMを上回る可能性
Seeking Alpha
公開日時: 2026/08/26 19:45
量子コンピューティング分野への投資に関心を持つ個人投資家にとって、ETF(上場投資信託)の選択は重要な戦略となります。金融コラムニストのジャック・ボウマン氏は、Defiance Quantum ETF(QTUM)に「ホールド」のレーティングを維持する一方、WisdomTree Quantum Technology ETF(WQTM)を「買い」推奨としています。
ボウマン氏によると、QTUMは2023年5月の設定以来、32.16%のリターンを上げていますが、これは量子コンピューティング企業自体のパフォーマンスというよりも、QTUMが組み入れている巨大テクノロジー企業の株価上昇による影響が大きいと指摘しています。一方、WQTMの設定来リターンは6.47%にとどまっています。
両ETFの運用方針の違いが、このパフォーマンスの差を生んでいます。WQTMは、指数構成銘柄の「量子収益純度」を評価し、量子コンピューティング関連事業からの収益比率が高い企業を重視します。そのため、IonQ、D-Wave、Rigettiといった、より純粋な量子コンピューティング企業が上位に組み入れられています。対照的に、QTUMは均等加重方式を採用しており、結果として巨大テクノロジー企業がポートフォリオの大部分を占める傾向があります。
ボウマン氏は、両ETFともにボラティリティ(価格変動性)の高い投機的な銘柄を含む「ハイベータ」銘柄に投資していると分析しています。そのため、市場全体が下落する局面では、どちらのETFも大きな損失を被るリスクがあるとしています。さらに、WQTMの信託報酬(ER)は0.45%であり、QTUMの0.40%をわずかに上回っています。
ボウマン氏は、量子コンピューティング分野への投資は、ETFの選択よりも、まず投資額(ポジションサイジング)を適切に決定することがより重要であると強調しています。投機的な性質を持つこれらのETFへの投資においては、リスク管理の観点から、ポートフォリオ全体に占める割合を慎重に検討する必要があるとのことです。
Source: Seeking Alpha
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