
JLL、ボストン再開発プロジェクトで8.56億ドルの資金調達を支援
PRNewsWire
公開日時: 2026/08/26 13:55
不動産サービス大手JLL(ジェイ・ロンドン)は26日、米ボストンで開発中の大規模複合施設「ウィン スロー・センター」に関する総額8億5600万ドル(約1300億円)の資金調達を支援したと発表しました。このうち、高級レジデンス部分の「ザ・ミレニアム・レジデンス」には2億8100万ドル、オフィス部分には5億7500万ドルの融資がそれぞれ実行されました。
ウィン スロー・センターは、ボストンのダウンタウン中心部に位置する高さ約212メートルのランドマークタワーで、総開発費は13億ドルに上ります。オフィス部分は約7万6500平方メートルのクラスAオフィススペースで、世界最大の「パッシブハウス(Passive House)」認証を受けたビルとして注目されています。パッシブハウスとは、断熱性や気密性を高め、冷暖房などのエネルギー消費を大幅に削減する建築基準です。一方、レジデンス部分は約4万7400平方メートルで、317戸の高級住宅で構成されています。
今回、レジデンス部分の資金調達には、Nuveen Green Capitalが提供する20年間のC-PACE(Commercial Property Assessed Clean Energy)ローンが活用されました。C-PACEは、商業用不動産の省エネ改修や再生可能エネルギー導入にかかる費用を、固定資産税を通じて長期的に返済する仕組みです。オフィス部分の資金調達は、モルガン・スタンレーとバークレイズが担当した5億7500万ドルの証券化ローンです。
JLLのキャピタル・マーケッツ部門のエグゼクティブ・マネージング・ディレクターであるリアズ・カッサム氏は、「この取引は、優れたスポンサー(開発・運営者)、代替不可能なプロダクト、そして構造的な市場ダイナミクスが、機関投資家が現在の環境で求めるものと合致したことを反映している」とコメントしました。開発を手掛けたMillennium Partnersの創業者、クリストファー・M・ジェフリーズ氏は、「この資金調達は、ウィン スロー・センターに対する主要な機関投資パートナーからの信頼を示す重要な節目だ」と述べました。
今回の大型資金調達は、質の高い不動産資産と、それを支える一流の開発・運営者に対する機関投資家の強い関心を示しています。特に、持続可能性とウェルネスを重視した次世代型ワークプレイスとしてのオフィスと、高級レジデンスの融合が評価された形です。
Source: PRNewsWire
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