
ファーロン・ファーマシューティカルズ、資金確保で株価4倍超の目標値
Proactive Investors
公開日時: 2026/08/26 12:55
フィンランドのバイオテクノロジー企業、ファーロン・ファーマシューティカルズ(FARN)は、3200万ユーロ(約53億円)の現預金を確保し、主要な臨床試験の結果発表まで事業を継続できる見通しとなった。これを受け、米証券大手スティフェルは同社株の「買い」推奨を継続し、目標株価を2.50ユーロに設定した。25日の終値は0.48ユーロで、目標株価に対して418.1%の上昇余地がある計算だ。
同社は4月に実施した4010万ユーロ(約67億円)のライツイシュー(新株発行による資金調達)により、6月末時点の現預金残高を前年同期の1350万ユーロから大幅に積み増した。スティフェルによると、この資金により、同社のキャッシュランウェイ(資金繰り可能期間)は2027年11月まで延長され、年末に予定されているBEXERA試験の主要結果発表まで十分な期間が確保された。
BEXERA試験のランダム化第IIb相は、2026年後半に開始される予定で、米国、欧州、英国の最大35施設で、高リスク骨髄異形成症候群(MDS)の治療歴のない患者約90人を対象に実施される。この試験では、ベクスマリマブ(bexmarilimab)とアザシチジン(azacitidine)の併用療法2用量と、プラセボとアザシチジンの併用療法を比較し、完全奏効(CR)を主要評価項目とする。
また、欧州血液学会(EHA)で発表されたBEXMAB試験のデータによると、中央値14.9ヶ月の追跡期間において、完全奏効(CR)の中央値期間は約12ヶ月から16.1ヶ月に延長された。全奏効率(ORR)は85%、完全奏効率(CR)は45%を記録し、患者の60%で骨髄中の芽球(がん細胞)が消失した。さらに、21人の一次治療コホートの後続解析では、TP53遺伝子変異を持つ少数の患者(6-7人)における中央値生存期間(OS)が8.8ヶ月となり、この集団で過去に報告されている7-9ヶ月とほぼ同水準だった。
Source: Proactive Investors
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