
トランプ氏の対加関税、交渉戦術か UBS分析
Proactive Investors
公開日時: 2026/08/25 17:45
米国のトランプ大統領がカナダからの自動車および部品に対し50%の関税を課す可能性を示唆した件について、UBSのアナリストは交渉戦術であるとの見方を示しました。同社の分析によると、2027年1月1日という発動時期は、政策として確定したものではなく、貿易交渉再開に向けた圧力である可能性が高いとのことです。
この関税引き上げの脅しは、米加間の貿易交渉が週末に決裂した直後に飛び出しました。特に大型トラックに対する関税が、合意寸前だったカナダ製車両への関税を非米国産部分について現行の25%から15%に引き下げるという内容の交渉における主な争点だったと報じられています。
アナリストは、カナダのマーク・カーニー首相(※原文ママ、カナダ首相はジャスティン・トルドー)政権が、米中間選挙(11月3日)前には貿易交渉再開の可能性は低いと示唆している点を指摘。「これは米国が交渉により多くの時間を与えつつ、交渉を再開するための期限を設定する方法かもしれない」と分析しています。
UBSによると、現行の関税はフォード・モーター(F)にとって大きな障害にはなっていません。同社は現在カナダで車両を生産していませんが、2027年までにスーパーデューティー(大型トラックシリーズ)の生産が同国で本格化する予定です。UBSは、2027年にはカナダで約8万3000台が生産されると予測しており、仮にこれらのトラックの米国産部品比率が50%だった場合、50%の関税が課されれば実質的に25%の関税が米国への輸入車両に適用されることになります。
一方、ゼネラル・モーターズ(GM)については、米国販売の約2%をカナダからの輸入に依存しており、UBSは関税引き上げがEBIT(利払い・税引き前利益)に対し約3億ドルの逆風となり、米国産部品比率を45%と仮定した場合、2027年のコンセンサス予想の約2%に相当すると推定しています。
Source: Proactive Investors
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