
SKハイニックス、AIブームで株価割安か
Seeking Alpha
公開日時: 2026/08/25 17:15
韓国の半導体大手SKハイニックス(000660.KS)が、AI(人工知能)向け半導体市場でのリーダーシップにもかかわらず、株価が割安な水準にあるとの見方が出ている。
同社は直近の決算で、売上高が前年同期比257%増、営業利益は557%増という驚異的な成長を記録した。営業利益率は76%に達し、市場の期待を大きく上回る業績を示した。
特に注目されるのは、AIデータセンター向けに不可欠な高帯域幅メモリ(HBM)分野での同社の強さだ。SKハイニックスは、次世代HBMであるHBM4の量産を2024年第2四半期に開始し、さらにその進化版であるHBM4Eを2027年に投入する計画で、技術的優位性をさらに強化している。このHBMは、AIチップの性能を最大限に引き出すために、従来のDRAMよりもはるかに高速なデータ転送を実現する。
同社は、約10社の顧客と長期契約を締結しており、その多くは5年間にわたり、予約金や購入数量のコミットメントを含む内容となっている。これにより、将来の需要に対する可視性が高まり、安定した収益基盤が確保されていると考えられる。
財務面でも、SKハイニックスは2024年第2四半期末時点で69兆4000億ウォンの純現金(Net Cash)を保有しており、これは同社が進める大規模な設備投資計画(約40兆ウォン)を十分に賄える規模である。
アナリストの分析によると、SKハイニックスの現在の株価は、将来の売上高の約4.4倍で取引されており、これはHBM分野でリーダーシップを発揮しているにもかかわらず、競合他社であるマイクロン・テクノロジー(MU)よりも低い水準だという。この評価に基づき、アナリストはSKハイニックスの目標株価を200ドルから250ドルの範囲で設定している。
AI半導体市場の急成長は、メモリメーカーにとって歴史的な好機をもたらしている。SKハイニックスは、このブームの中で、その技術力と財務基盤を背景に、今後も高い成長を続けると期待されている。現在の株価は、この成長ポテンシャルを十分に織り込んでいない可能性があり、投資家にとって魅力的な機会を提供していると専門家は指摘している。
Source: Seeking Alpha
個別の投資に関する推奨やアドバイスを提供することを意図しておりません。ここで述べられている意見や見解は、あくまでも各記事の個人的見解です。