
アプニメド株、アナリストの強気評価で急騰
Proactive Investors
公開日時: 2026/08/25 16:55
米証券取引所ナスダックに上場するアプニメド(APMD)の株価が25日、8%上昇しました。バンク・オブ・アメリカ(BofA)証券が同社株の投資調査を開始し、「買い」の評価と目標株価41ドルを設定したことが好感されました。
BofA証券のアナリストは、アプニメドの唯一のパイプラインである経口薬「Oxnimbi(AD109)」に注目しています。この薬剤は閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)の治療薬として開発が進められています。
同証券が強気な見方を示す主な理由は3点あります。
第一に、OxnimbiはOSAの根本原因である神経筋機能不全に直接作用する、これまでの治療法とは異なるメカニズムを持つ点です。従来の陽圧呼吸療法(PAP)や肥満症治療薬GLP-1受容体作動薬とは一線を画します。
第二に、実施された第3相臨床試験(フェーズ3)で、無呼吸低呼吸指数(AHI)が34%から44%減少するという良好な結果が得られたことです。アナリストは、この結果が承認の可能性を高くし、OSAの重症度に関わらず幅広い適応拡大につながる可能性があると見ています。
第三に、診断はされているものの未治療の患者が約1050万人いると推定される、巨大な初期市場機会です。BofA証券は、Oxnimbiの米国におけるピーク時の売上高を名目ベースで約20億ドル、リスク調整後で約17億ドルと予測しています。
Oxnimbiは、アロキシブタニンとアトモキセチンを組み合わせた1日1回の経口薬で、睡眠中の上気道の筋活動を改善するように設計されています。BofA証券によると、承認されれば、PAP療法が有効であるものの、継続的な使用が困難な患者にとって、薬物療法による代替手段を提供することになります。
また、イーライリリー・アンド・カンパニーのGLP-1受容体作動薬「Zepbound」は肥満を伴う中等症から重症のOSA患者が対象ですが、Oxnimbiは軽症から重症まで幅広いOSA患者を対象に試験が行われており、Zepboundの適応範囲外の多くの患者層にアプローチできる可能性があると指摘しています。
両方の第3相試験で主要評価項目であるAHIの有意な減少が達成され、低酸素状態の改善も確認されたとのことです。
アナリストは、今後の重要なカタリスト(株価を動かす要因)として、2027年第1四半期に予定されているFDA(米国食品医薬品局)からの承認と適応症の決定を挙げています。これは単一製品のバイオテクノロジー企業にとって典型的な株価上昇の機会となると見ています。さらに、Oxnimbiの発売自体も、対象患者数の多さとPAP療法を使用できない・したくない患者にとって経口薬という選択肢になることから、医師からの早期の採用が期待できるとしています。
Source: Proactive Investors
個別の投資に関する推奨やアドバイスを提供することを意図しておりません。ここで述べられている意見や見解は、あくまでも各記事の個人的見解です。