
NHLチームETF、投資家にとって「罠」か
Seeking Alpha
公開日時: 2026/08/25 15:15
米国のETF(上場投資信託)運用会社であるボラティリティ・シェアーズとラウンドヒルが、それぞれ32のNHL(ナショナルホッケーリーグ)チームを対象としたETFの上場を申請しました。しかし、金融コラムニストのジャック・ボウマン氏は、これらのETFはホッケーファンやギャンブラーにとって「罠」になり得ると警鐘を鳴らしています。
ボウマン氏は、独自の「FutureSports」手法を用いて2025-2026シーズンのNHLの成績を分析しました。その結果、同手法によるランキングと実際のNHLの順位は、約91%の一致率を示しました。しかし、ボウマン氏は、ホッケーの試合におけるペナルティやクリンチ(勝利確定の状況)といった要素が、単純な得点とは異なり、一方的な影響を与えることで、リーグ全体のシーズン終盤の成績を平均で約2%押し下げる可能性があると指摘しています。
さらに、ボウマン氏は、NHLの試合が米国市場の取引時間外に行われることも、これらのETFの投資戦略における弱点だと分析しています。機関投資家は、市場が開く前にインデックスの更新を予測してポジションを取ることができますが、個人投資家は試合中にETFを売買することができません。これは、試合の展開に合わせてリアルタイムでカスタマイズされた賭けを提供しているDraftKingsやKalshiといったギャンブルプラットフォームが、まさにこの層の投資家が求めているものを提供していることからも明らかです。
ボウマン氏は、過去に様々な投資対象がETF化されてきたのを見てきましたが、今回のようなNHLチーム単位のETFは、その中でも異質だと述べています。これらのETFが、ホッケーの試合のダイナミズムや、それを楽しむ投資家のニーズを十分に捉えきれていない可能性があるというのが、ボウマン氏の見解です。
Source: Seeking Alpha
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