
Stride、成長転換で株価38%上昇の可能性
Seeking Alpha
公開日時: 2026/08/25 13:35
米国のオンライン教育企業ストライド(Stride、ティッカーシンボル:LRN)は、キャリア学習事業の力強い成長と割安な株価倍率(PER)により、魅力的なリスク・リワード(リスクとリターンのバランス)を提供していると、アナリストは指摘しています。
同社のキャリア学習部門の収益は19.1%増、受講者数は13.9%増と急伸しました。これにより、一般教育部門の落ち込みを相殺し、事業構成が高成長分野へとシフトしています。ストライドは、堅調な財務基盤、5億ドルの自社株買い承認、そして支援的な資金調達環境を背景に、アナリストは同社の目標株価を116ドルに設定し、38%の上昇余地があると見て、「買い」のレーティングを付与しました。
今後のカタリスト(株価上昇のきっかけ)としては、キャリア学習事業の勢いの持続、一般教育部門の安定化、そして株主還元策が挙げられます。一方で、一般教育部門の低迷や規制変更のリスクも残されています。
アナリストのナオミ・ラザルス氏は、特に2026会計年度(2026年6月期)決算で示された事業構成の大きな変化が、ストライドを魅力的な投資機会にしていると分析しています。キャリア学習事業は、専門職や技術職の需要増加を背景に、引き続き好調な成長を維持すると予想されています。
同社は、景気後退期においても、スキルアップやキャリアチェンジを目指す個人にとって、手頃な価格で質の高い教育を提供するという強みを持っています。この点が、景気変動に対するレジリエンス(回復力)を高めています。
財務面では、潤沢な現預金と安定したキャッシュフローにより、自社株買いやM&A(合併・買収)などの株主還元策を実行する余力があると見られています。5億ドルの自社株買い枠は、株価の下支え要因となるだけでなく、市場に対する経営陣の自信を示すものとも解釈できます。
ただし、一般教育部門の生徒数減少は依然として懸念材料です。この部門は、パンデミック中のオンライン学習需要の急増から一転、対面授業への回帰や、より低価格な代替サービスの台頭により、苦戦が続いています。この部門の収益性改善や安定化が、株価のさらなる上昇には不可欠となります。
また、オンライン教育業界は、政府の規制や補助金政策の影響を受けやすいという特徴があります。今後の規制変更によっては、事業運営や収益性に影響が出る可能性も否定できません。
ラザルス氏は、これらのリスクを考慮してもなお、ストライドのキャリア学習事業の成長ポテンシャルと、現在の株価がその成長を十分に織り込んでいない点を重視しています。割安感のあるPERは、長期的な視点を持つ投資家にとって魅力的なエントリーポイントとなる可能性があると結論付けています。
Source: Seeking Alpha
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