
クロガーとインスタカート、食料品と処方薬を同時配達
PYMNTS
公開日時: 2026/08/24 23:36
米大手スーパーマーケットチェーンのクロガー(Kroger)は、傘下のフレッド・メイヤー、ラルフス、ハリス・ティーチャーといった店舗ブランドで、食料品と処方薬の同時配達サービスを開始したと発表しました。
この新サービスは、テクノロジー企業のインスタカート(Instacart)との提携により実現しました。顧客はクロガーのウェブサイトやアプリを通じて、食料品と一緒に処方箋医薬品を注文できます。処方薬はクロガーの薬剤師チームが調剤・確認を行い、安全な容器に梱包された後、インスタカートの配達員が顧客の自宅まで届けます。配達は手渡し、または玄関先に置く形式を選択可能です。
さらに、クロガーのロイヤルティプログラム「Boost by Kroger Plus」の会員は、対象となる注文で限定割引やポイント2倍、ストリーミングサービスの利用に加え、食料品と処方薬の送料無料配達といった特典を受けられます。
クロガー・ヘルス部門のコリーン・リンドホルツ社長は、「この新サービスは、食料品配達の利便性と、当社の薬剤師チームが提供する個別ケアを組み合わせたものです」とコメントしています。インスタカートのライアン・ハンバーガー最高商業責任者も、「クロガーとの協業により、顧客が頼りにしている信頼できる薬局体験を維持しながら、日常生活の利便性を高めることができます」と述べています。
今回のサービス拡充は、両社が既に構築しているパートナーシップに基づいています。インスタカートは2025年6月にも、クロガーのアプリやウェブサイト経由で最短30分で食料品を配達する「Express Delivery」の提供を担っていました。また、クロガーはインスタカートのAI(人工知能)搭載型ショッピングカート「Caper Carts」を導入している小売業者の一つでもあります。
近年の米国では、オンラインでの購入と配達の需要が高まっています。PYMNTSの調査レポート「Global Digital Shopping Index: U.S. Playbook: The New American Shopper」によると、「オンラインで購入し配達してもらう」ことは、小売業者が今後3年間で優先的に取り組むべきイノベーションのトップに挙げられています。また、ヘルスケア業界においても、医薬品へのアクセスや配達を効率化するためのデジタルツールの統合が進んでおり、アマゾンやウォルマートといった企業も、処方薬の即日配達サービスの拡充や対象範囲の拡大を進めています。
Source: PYMNTS
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