
XPENG、ロボティクス事業で約1400億円調達
PRNewsWire
公開日時: 2026/08/24 10:55
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中国の電気自動車(EV)大手であるシャオペン(XPeng、XPEV)は24日、同社のロボティクス事業が約9億ドル(約1400億円超)の資金調達を完了したと発表しました。今回の調達は、中国における「身体性AI(Embodied AI)」分野の単独ラウンドとしては過去最大規模となります。
今回の資金調達は、IDGキャピタルが主導し、高榕資本(Gaorong Ventures)が参加しました。また、テンセントやアリババといった大手IT企業も戦略的投資家として名を連ねています。これにより、ロボティクス事業のポストマネーバリュエーション(投資後の企業価値評価)は63億ドル(約9800億円超)を超えました。
調達した資金は、XPengが開発を進める人型ロボットの量産体制の加速や、身体性AIモデルの研究開発のさらなる推進に充てられます。同社は、この資金を活用し、汎用性の高い人型ロボットのグローバルな商業化を新たな段階へと進める方針です。
XPengのロボティクス事業は、同社の「フィジカルAI(Physical AI)」戦略における重要な柱と位置づけられています。次世代ロボット「IRON」は、人間らしい外見と動き、そしてAIによる知能を兼ね備え、高い安全基準を満たすように設計されています。これは、幅広い用途に対応し、実世界での自己学習を通じて継続的に進化する汎用人型ロボットプラットフォームを目指すものです。
XPengは、ロボットの物理的な構造や駆動システムから、AIや制御システムに至るまで、ハードウェアとソフトウェアの両面で、コアとなる技術を社内で一貫して開発・統合しています。ハードウェア面では、業界をリードする人間らしいデザインを採用し、独自の柔軟な格子構造により、デザイン性と安全性を両立させています。全身で76自由度(DOF)、両手でそれぞれ21自由度を持ち、高い器用さと可動性を実現しています。
これらの能力を支えるAIネイティブのハードウェアプラットフォームも社内で設計・開発されており、チップ、コントローラー、モーションモジュール、精巧なハンド(手)といった主要コンポーネントも自社製です。XPengは、インテリジェントEV(電気自動車)の研究開発で培った能力と製造インフラを活用し、自動車グレードの品質基準と大規模な量産・納入能力を人型ロボット分野にもたらしています。
知能面では、「IRON」は3基の「Turing AIチップ」を搭載し、最大2,250 TOPS(テラフロップス)の演算能力を提供します。これにより、XPengはフィジカルAI基盤モデルをロボット上で直接実行可能となり、「IRON」は遠隔操作なしで複雑なタスクを自律的に実行できます。また、低遅延の推論とデータセキュリティの強化も実現しています。
人間らしいハードウェアプラットフォームは、日常生活で生成される膨大な行動データを活用しやすく、人間に設計されたアプリケーションや環境への迅速な適応を可能にします。「IRON」の量産と実世界での展開が進むことで、「データ・モデル・アプリケーション」の好循環が生まれ、人型ロボットの学習能力、改善、そして新たなシナリオへの展開が加速すると期待されています。
今回の資金調達は、XPengのフィジカルAI分野におけるリーダーシップ、技術ロードマップ、量産能力、そして長期的な商業的可能性に対する投資家の強い信頼を反映したものであり、ロボティクスエコシステムの開発加速と実世界での応用拡大に貴重な戦略的リソースをもたらすことになります。
Source: PRNewsWire
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