
Googleの新型AI「Gemini Pro」、リリース遅延で競合に後れ
Proactive Investors
公開日時: 2026/08/24 10:25
Sentiment Analysis
米Google(GOOG)が開発を進める新型AIモデル「Gemini Pro」のリリース遅延が響き、同社が注力する最上位AIサービスが空白状態となっています。暗号資産(仮想通貨)を用いた予測プラットフォーム「Polymarket」によると、9月30日までにGemini Proがリリースされない確率は69%に達しています。
Gemini Proは、GoogleのCEOであるスンダー・ピチャイ氏が5月19日に開催された開発者会議「Google I/O」で、1ヶ月以内のリリースを約束していたモデルです。しかし、当初の6月、7月中旬、8月初旬という目標はすべて達成されず、8月下旬時点でもモデルの識別情報、価格設定、正式なリリース日は未定のままです。Google DeepMindの公式サイトでも、Gemini Proは「近日公開」と表示されています。
この遅延の主な原因は技術的な問題です。特にコード生成能力の向上に時間がかかっており、Googleはこの数ヶ月で開発が遅れています。6月下旬には、コード生成の問題を修正するためにトレーニングデータをリセット・更新しましたが、その後の社内テストでも期待通りの結果が得られませんでした。
この遅延は、競争上のコストも招いています。Googleのエンジニアや研究者の間では、競合であるAnthropicやOpenAIがGeminiを上回る性能を持つモデルを次々と発表する中で、GoogleがAI分野での優位性を失うリスクを懸念する声も上がっています。OpenAIは7月に「GPT-5.6」ファミリーを、イーロン・マスク氏率いるxAIは同月に「Grok 4.5」を一般公開しました。Anthropicも「Fable 5」モデルをリリースしています。
Googleは、Gemini Proのリリースを急ぐ代わりに、より安価で高速なモデルでその間を埋めています。8月13日には、より軽量な「Gemini Flash」モデルの一般提供を開始し、最新の「Gemini 3.7 Flash」が利用可能になっています。しかし、現状では、ユーザーが利用できる最も強力なGeminiモデルは、Proモデルではないという状況になっています。さらにGoogleは、全く新しいフラッグシップモデルとなる「Gemini 4」の事前トレーニングを開始したことも明らかにしています。
Source: Proactive Investors
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