
アルトリア、高配当利回りだが買い場はまだ先
Seeking Alpha
公開日時: 2026/08/23 11:55
米タバコ大手アルトリア・グループ(MO)の株価が、第2四半期決算発表後、市場の消化不良を受けて下落しました。同社は配当王(Dividend King)として知られ、長年にわたり増配を続けていますが、アナリストは現在の株価水準では「中立」の評価を下しています。
アルトリアの第2四半期決算は、売上高は市場予想を上回ったものの、1株当たり利益(EPS)は予想を下回る、混在した結果となりました。しかし、自社株買いや配当の支払い能力を示すカバレッジは引き続き堅調です。
同社は、加熱式タバコなどの「煙の出ない製品」の成長に期待を寄せていますが、一方で、オーラル(経口)タバコ製品のセグメントの弱さと、従来の紙巻きタバコの販売数量の減少がリスク要因として挙げられています。
アナリストは、アルトリアの株価を将来の収益予想の11.76倍で評価しており、これは現在の市場水準と比較して妥当な範囲にあると見ています。また、6%を超える配当利回りは、インカムゲインを重視する投資家にとって魅力的です。
しかし、アナリストは、さらなる株価下落、具体的には10%から20%程度の価格下落があれば、より安全な投資(マージン・オブ・セーフティ)を確保できると考えており、現時点での積極的な買いには慎重な姿勢を示しています。これは、通期のEPS(1株当たり利益)ガイダンスが引き上げられたにもかかわらず、慎重な見方を示唆しています。
アルトリアは、株主還元を重視する企業文化を持つ一方で、規制強化や消費者の嗜好の変化といった外部環境の変化に直面しています。これらのリスク要因を考慮すると、高配当利回りに飛びつくのではなく、より有利なエントリーポイントを待つことが賢明かもしれません。
Source: Seeking Alpha
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