
パラマウントとカリフォルニア州、買収訴訟で和解協議へ
CNBC
公開日時: 2026/08/22 21:15
Sentiment Analysis
米メディア大手パラマウント・グローバル(PARA)によるワーナー・ブラザース・ディスカバリー(WBD)の買収を巡り、カリフォルニア州司法当局とパラマウント側が月内に和解に向けた協議を行うことが明らかになりました。ニューヨーク・タイムズが報じました。
協議の進展や和解に至るかは現時点では不明ですが、両者のトップが直接顔を合わせることで、 antitrust lawsuit(独占禁止法上の訴訟)の解決に向けた道筋がつくか注目されます。
この訴訟は、パラマウントによるワーナー・ブラザース・ディスカバリー買収計画が、映画スタジオやストリーミングサービスにおける競争を阻害し、結果としてコンテンツの質低下や料金高騰を招くとして、カリフォルニア州のロブ・ボンタ司法長官を含む12州の司法長官が7月に提起したものです。
近年、この訴訟の早期解決を求める声は高まっており、カリフォルニア州知事やロサンゼルス市長、全米監督組合なども和解を支持しています。
ボンタ司法長官は以前、買収計画の承認には「強力な構造的救済策」が必要だと述べており、パラマウント側が訴訟の争点となっている市場独占の問題に真摯に向き合う姿勢を示すかが焦点となります。
今回の買収計画は、総額1100億ドル(約17兆円)規模となる見込みで、実現すれば米国のテレビネットワークポートフォリオとしては最大規模となります。しかし、独占禁止法上の懸念に加え、エンターテイメント業界における雇用喪失への懸念も指摘されています。
パラマウント側は、この訴訟を受けて買収完了期限を2027年6月まで延長することで合意していますが、裁判は来年3月に予定されています。また、買収が9月末を過ぎて遅延した場合、パラマウントはワーナー・ブラザース・ディスカバリーの株主に対し、四半期ごとに約6億5000万ドルの「遅延損害金」を支払う義務が生じます。仮に買収が完全に破談となった場合は、70億ドルの「破談手数料」を支払うことになります。
なお、米司法省の反トラスト局や欧州の規制当局は、この買収計画を既に承認しています。
Source: CNBC
個別の投資に関する推奨やアドバイスを提供することを意図しておりません。ここで述べられている意見や見解は、あくまでも各記事の個人的見解です。