
株価、金利上昇でも週後半に反発
Schaeffers Research
公開日時: 2026/08/21 19:05
Sentiment Analysis
週後半にかけて、米国株は不安定な値動きから持ち直しの動きを見せています。週を通しては、ナスダック総合指数(IXIC)、S&P500指数(SPX)、ダウ工業株平均(DJI)ともに1%超の下落が見込まれるものの、週末にかけての上昇で下げ幅の縮小を目指しています。小型株中心のラッセル2000指数(RUT)も、原油価格の上昇を背景に6月5日以来の週間下落率となる見通しです。
今週は、米連邦準備制度理事会(FRB)が7月に開催した連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨が公表され、追加利上げへの支持が高まっていることが示唆されました。しかし、市場の最大の関心事は債券利回りの急騰でした。特に長期債の利回りは世界的に上昇し、30年物米国債利回りは2007年以来の水準に達しました。火曜日には、米国債の圧力を緩和しようとする財務省の試みにもかかわらず、利回りは上昇を続け、株価は2週間ぶりの安値を記録しました。
仮想通貨市場では、ビットコイン(BTC)の価格上昇に伴い、関連銘柄も注目を集めました。マイクロストラテジー(MSTR)はビットコインの値動きとは連動しない動きを見せつつも週初は上昇。コインベース・グローバル(COIN)は、いわゆる「明瞭性法(Clarity Act)」への期待から株価が上昇しました。フィンテック関連では、ソフィ・テクノロジーズ(SOFI)がパイパー・サンドラーのアナリストによる強気な評価を受けて注目されました。一方で、後払いサービス(BNPL)を手掛けるスウェーデンのクラルナ(KLAR)は、冴えない業績見通しを発表し、株価が下落しました。
決算発表シーズンも続いており、ディア・アンド・カンパニー(DE)、ビージェイズ・ホールセール・クラブ(BJ)、エスティローダー(EL)などは、決算内容が好感されて株価が上昇しました。しかし、ウォルマート(WMT)は、業績見通しの上方修正にもかかわらず、投資家の期待を裏切り株価が大きく下落しました。また、小売業界では、ロス・ストアーズ(ROST)、アバクロンビー&フィッチ(ANF)、アーバン・アウトフィッターズ(URBN)といった銘柄が、決算発表を前に注目されています。
来週は、経済指標の発表が相次ぐ、夏場でも特に忙しい週となります。エヌビディア(NVDA)が注目の決算発表を控えるほか、FRBの景況感調査からは、利下げペースの手掛かりを探る動きが活発になると見られます。さらに、市場分析では、S&P500指数の重要な節目や、ボラティリティ指数(VIX)の珍しいシグナルについても解説される予定です。先週はモデルナ(MRNA)が記録的な株価上昇を見せました。
Source: Schaeffers Research
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