
金、3カ月ぶり高値 ドル安と債券買い入れ増が後押し
Forbes
公開日時: 2026/08/21 16:55
金価格が3カ月ぶりの高値を付け、貴金属市場が夏場の停滞から脱却しつつあります。金先物は金曜日に約2%上昇し、1トロイオ અંસあたり4,661.70ドルを記録しました。これは5月中旬以来の高値水準です。
銀も同様に約2%上昇し、70.08ドルに達し、6月中旬以来初めて70ドルの節目を超えました。両金属とも今週は約5%の上昇となり、夏場の低迷から一転して価格が上昇に転じています。
アナリストらは、この価格上昇の主な要因として米ドルの弱さを挙げています。ドル指数は金曜日の朝に0.02%下落し、3カ月ぶりの低水準で推移しています。
さらに、米国債務管理庁(Treasury Department)が長期国債の買い戻しを倍増すると発表したことも、貴金属価格を押し上げる要因となっているとみられています。UBSグループのチーフ・ストラテジスト、バヌ・バウェジャ氏は、この動きを「金にとって非常に重要なシグナル」と指摘しています。
今年の夏、金と銀は年初に記録した歴史的な高値から下落傾向にありました。金は4,000ドルから4,200ドル、銀は50ドルから60ドルの間で推移することが多く、特に6月末までの四半期では金は16%下落し、10年超で最悪の四半期となりました。
夏場の低迷は、当時より強かったドルや、連邦準備制度理事会(FRB)による利上げ観測などが影響したとされています。しかし、8月に入り、金は今月初めに7カ月ぶりの週間上昇を記録するなど、再び上昇基調に転じています。
FRBの利上げについては、年末にかけて実施される可能性が指摘されています。CMEグループのFedWatchツールによると、12月の連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ確率は約70.9%と、9月や10月の会合での利上げ確率よりも高くなっています。一般的に、FRBが利上げを行うと、金や銀のような貴金属の価格は下落する傾向があります。
年初には、国際情勢の緊迫化、トランプ大統領による関税、FRBの利下げ、テクノロジー分野からの金属需要増加などを背景に、金は一時5,600ドル超、銀は121ドル超まで上昇し、歴史的な高値を記録しました。しかし、その後、FRBのトップ人事が利下げに消極的とみられる人物に決まったことや、原油価格の上昇と逆相関で推移する金属価格の動向などにより、価格は下落しました。
Source: Forbes
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