
ヘッジファンド、7月にS&P500を大きく下回る
CNBC
公開日時: 2026/08/21 06:15
Sentiment Analysis
米投資銀行ゴールドマン・サックスは、ヘッジファンドが7月に人工知能(AI)関連銘柄への集中投資から分散投資へとシフトする中で、過去20年超で最悪のパフォーマンスを記録したと発表しました。
同社のストラテジストチームによると、ヘッジファンドの特に人気の高いロングポジション(買い持ち)で構成される「Hedge Fund VIPリスト」は、7月にS&P500指数を大きく下回るパフォーマンスとなり、これは20年超のデータの中で最悪の1カ月間のアンダーパフォーマンス(市場平均を下回る成績)でした。また、7月は過去10年間でヘッジファンドが保有ポジションを削減する(デグロッシング)動きが最も急激だった月の一つだったと指摘しています。
ゴールドマン・サックスは、ヘッジファンドがAI関連銘柄、特に半導体株やメガキャップ(時価総額上位の巨大企業)の多くについてポジションを削減したと分析しています。ヘッジファンドは前四半期に「AIに全てを賭ける」姿勢でポートフォリオの回転率を2021年以来最高水準まで高めていましたが、7月に入りAIへの集中投資から分散投資へと舵を切り始めた形です。
直近数カ月間、ヘッジファンドのパフォーマンス、レバレッジ(借り入れによる投資)、そして最も人気の高いロングポジションは、AI関連の取引動向と連動して大きく変動しました。第2四半期には、市場が人気のAI株に牽引されて好調だったことから、ヘッジファンドの集中度合いも過去最高水準まで上昇し、ヘッジファンドは好調な利益を上げていました。特にテクノロジー株は、ヘッジファンドの人気が急上昇した銘柄トップ20のうち14を占めていました。
しかしながら、ヘッジファンドのグロスレバレッジ(総借入額)、ネットレバレッジ(総借入額から総貸付額を差し引いたもの)、AI関連へのエクスポージャー(投資比率)は、いずれも第2四半期のピークから低下したものの、依然として長期的な平均水準を上回っているとゴールドマン・サックスは分析しています。こうしたボラティリティ(価格変動の大きさ)にもかかわらず、米国の株式ロング・ショート戦略をとるヘッジファンドは、8月中旬までに10%のリターンを上げているとのことです。
Source: CNBC
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