
Intchains、次世代ASIC投入で巻き返し図る
MarketBeat
公開日時: 2026/08/21 01:55
Sentiment Analysis
暗号資産(仮想通貨)マイニング機器メーカーのIntchains Group(インチェインズ・グループ、ICG)は、2026年上半期(1-6月期)の決算発表において、厳しい事業環境と今後の成長戦略について説明した。同社は、中国本土でのマイニング機器販売規制の影響もあり、同期間の売上高は1110万人民元(約2億4000万円)にとどまり、1株当たり1.22人民元の純損失を計上した。
しかし、同社は第4四半期(10-12月期)に次世代ASIC(特定用途向け集積回路)のローンチを計画しており、巻き返しを図る。この新チップは7月に設計完了(テープアウト)し、現在、エンジニアリングサンプルの製造とテストを進めている。2026年後半の売上高への貢献は限定的と見込まれるものの、2027年には本格的な生産拡大により、より大きな収益貢献が期待されている。
Intchainsは、組織再編や不採算事業の売却などを通じて、年間約2310万人民元の労務費削減を達成した。また、保有するイーサリアム(ETH)の売却は現時点で行わず、ステーキング戦略を継続する方針だ。さらに、自社株買い枠を最大1500万ドル(約23億円)まで承認した。
同社は、暗号資産市場のサイクルへの依存度を低減するため、AI(人工知能)関連企業への買収やカスタムチップ開発の機会も模索している。最高財務責任者(CFO)のチャールズ・ヤン氏は、「バランスシートは、次世代マイニングチッププログラムの開発を社内資金で賄うことを可能にしている」と述べ、財務基盤の安定性を強調した。
新ASICは「Goldshell Miner」シリーズを通じて販売される予定で、ヤン氏は「競合他社と比較して、新しい暗号資産に対応する次世代マイニングマシンは、市場で最先端の性能を提供するだろう」との見通しを示した。暗号資産市場が回復しない場合でも、新製品が主要な収益源となるとの見方を示唆した。一方で、イーサリアムなどの暗号資産価格が回復すれば、既存製品ラインからの収益も期待できるとした。
同社は、2026年上半期末時点で、現金および現金同等物、預け金、政府証券などを合計で4億6100万人民元保有しており、潤沢な手元資金を確保している。
Source: MarketBeat
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