
ツイスト・バイオサイエンス、AI関連かショートスクイーズか
Seeking Alpha
公開日時: 2026/08/20 21:35
DNA合成技術を手掛けるツイスト・バイオサイエンス(TWST)の株価が急騰している。同社株は直近で200%以上の上昇を記録したが、その背景にはAI(人工知能)関連のニュース、ショートスクイーズ(空売り筋の買い戻しによる株価急騰)の動き、そしてDNA配列受託合成サービス(DSPS)の力強い収益成長があると考えられている。しかし、現在の株価水準はファンダメンタルズ(企業業績などの基礎的条件)から乖離しており、収益性も依然として課題となっている。
同社は2026年度の売上高見通しを4億5600万~4億5700万ドルに引き上げ、調整後EBITDA(利払い前・税引き前・減価償却前利益)の損益均衡を目指すとしている。しかし、現時点では損失が続いており、販売費及び一般管理費(SG&A)も高い水準にある。
ツイスト・バイオサイエンスは、DNA合成技術を基盤に、ゲノム解析や医薬品開発などの分野でサービスを提供している。特に、AIの進化はヘルスケア分野におけるゲノムデータの活用を加速させると期待されており、同社の技術への関心が高まっている。
しかし、アナリストは現在の株価上昇が、将来的なAI関連市場の成長期待や、空売り筋の買い戻しといった投機的な要因に大きく依存していると指摘している。企業としての収益性や、持続的な成長を示す具体的な業績改善の兆しが見えない限り、株価のボラティリティ(変動性)の高さは投資リスクとなるとの見方もある。
同社株の今後の値上がりは、AIを活用したヘルスケア市場の将来的な拡大にかかっているが、当面は投機的なセンチメントが株価を左右する展開となりそうだ。投資家は、短期的な株価の動きに惑わされず、企業のファンダメンタルズや長期的な成長見通しを慎重に見極める必要があるだろう。
Source: Seeking Alpha
個別の投資に関する推奨やアドバイスを提供することを意図しておりません。ここで述べられている意見や見解は、あくまでも各記事の個人的見解です。