
小売ロス・ストアーズ、決算控えプット買いが急増
Schaeffers Research
公開日時: 2026/08/20 19:05
米小売大手ロス・ストアーズ(ROST)の株価が、本日引け後に発表される第2四半期決算を前に注目を集めている。アナリストは、同社の同四半期決算について、1株当たり利益(EPS)が1.92ドル、売上高が61.2億ドルになると予想しており、それぞれ前年同期比で23.1%増、10.7%増となる見込みだ。
8月3日に付けた過去最高値257.00ドルから下落しており、直近では1.7%安の230.70ドルで取引されている。年初来では27.8%の上昇となっており、100日移動平均線が今後の株価の支えとなるかが焦点となっている。
決算発表を前に、オプション市場では同社株に対する弱気な見方が強まっている。これまでのプット(買う権利)の取引量は30,000枚に達しており、これは通常の平均取引量の27倍に相当する。一方、コール(売る権利)の取引量は5,265枚にとどまっている。特に、9月限の220ドルプットが最も活発に取引されており、次いで10月限の240ドルプットも新たなポジションが構築されている。
こうしたプット買いの急増は、過去10日間に見られたコール買いの活況とは対照的だ。国際証券取引所(ISE)、Cboeオプション取引所(CBOE)、NASDAQ OMX PHLX(PHLX)におけるロス・ストアーズの10日間コール/プット出来高比率は2.30となっており、これは年間レンジの92パーセンタイルにランクインする水準だ。このことは、過去2週間でコールが通常よりも速いペースで購入されてきたことを示唆している。
オプション市場の参加者は、決算発表後の株価変動率を、方向性に関わらず9.7%と見込んでいる。これは、過去8回の決算発表で同社株が平均して記録した5.2%の変動率を大きく上回る水準だ。実際、過去8回の決算発表のうち7回で、翌営業日の株価は上昇しており、直近3回の決算発表後にはそれぞれ8.1%、8.0%、8.4%の上昇を記録している。
また、同社株のアット・ザ・マネー(ATM)インプライド・ボラティリティ(IV)も52週ぶりの高水準となっており、トレーダーが決算結果に対する大きな値動きに備えていることがうかがえる。
過去の決算発表における好調な株価反応、現在のオプション市場における悲観的な見方、そして過去最高値からの調整といった状況を考慮すると、今回の決算発表が好調な内容であれば、株価がさらに上昇する可能性も指摘されている。
Source: Schaeffers Research
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