
アリババ、AI投資で利益75%減
Proactive Investors
公開日時: 2026/08/20 15:45
中国のEC大手アリババグループ(BABA)は20日、2026年6月期第1四半期(4~6月期)の決算を発表し、純利益が前年同期比75%減の104億元(約2200億円)となったことを明らかにしました。人工知能(AI)分野への大規模な設備投資が利益を圧迫した形です。
同四半期の純利益は、アナリスト予想の269億8000万元を大きく下回りました。1株当たりの調整後利益(ADS)も8.52元となり、市場予想の11.26元に届かず、前年同期比では42%減少しました。
設備投資は同75%増の677億元に達し、事前の予想(292億2000万元)を大幅に上回りました。アリババは、顧客の購入タイミングのばらつき、CPUコンピューティング能力の拡張、および幅広いチップ部品の価格上昇が主な要因だと説明しています。
一方、売上高は同9%増の2690億元となり、市場予想(2693億元)とほぼ一致しました。フリーキャッシュフローはマイナス447億元となり、アナリスト予想のマイナス128億元を大きく下回りました。
AI分野への投資は、売上高の面では引き続き好調です。AI関連製品の売上高は12四半期連続で3桁の成長を記録し、AI関連の売上高は12四半期連続で3倍になっています。セグメント別では、AIクラウドおよびコンピューティングサービス部門の売上高は484億元、調整後EBITA(利払い・税引き・償却前利益)は56億元で、前年同期比133%増となりました。
中国EC事業の売上高は1109億元、アリババECグループの調整後EBITAは397億元で、前年同期比1%減でした。AIラボおよびアプリケーション部門は33億元の売上高を計上しました。
調整後EBITDA(利払い・税引き・減価償却費控除前利益)は14%減の391億元で、市場予想(375億元)を上回りましたが、調整後EBITDAマージンは15%と、前年の18%から低下しました。営業利益は57%減の152億元でした。
アリババのロイヤルティプログラム「88VIP」の会員数は約6400万人に達しました。
同日の米国市場で、アリババ株は3%以上下落しました。
Source: Proactive Investors
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