
アヴネット、来期は割安に
Seeking Alpha
公開日時: 2026/08/20 09:15
米国株情報サイト「Stock Club」のアナリスト、マヤ・グプタ氏は、半導体・電子部品商社のアヴネット(AVT)について、現在の株価は割高に見えるものの、来期(2027年度)の業績見通しに基づけば割安になるとの見方を示しました。同氏の評価モデルでは、事業のファンダメンタルズ(基礎的条件)のみを考慮した場合、年率21.9%の収益成長が見込まれるとしています。
アヴネットは、直近の第4四半期(会計年度)において、年率換算で13億4830万ドルの調整後EBITDA(利払い・税引き・減価償却費控除前利益)を計上しました。グプタ氏は、この数字が同社の強固な営業レバレッジ(固定費の比率が高いことによる利益変動率の大きさ)とコスト規律を反映しており、強気な投資判断の根拠となると指摘しています。
ただし、同氏はこの評価にあたり、いくつかのリスク要因も挙げています。まず、第4四半期の業績を今後の「ランレート」(年率換算のペース)として利用することの信頼性です。また、運転資本(売掛金や棚卸資産など)の変動がフリーキャッシュフロー(FCF、企業が自由に使える現金)を大きく変動させる可能性や、2026年9月まで自社株買いが制限されている中で、転換社債(コンバーティブルノート)の発行による株式希薄化(1株当たりの価値が低下すること)も懸念材料としています。
さらに、仮にアヴネットの株価評価倍率(EBITDA倍率)が過去5年平均の8.00倍から、より低い7.40倍に低下したとしても、年率10%の収益成長が見込めるとグプタ氏は試算しています。これは、リスクに見合った魅力的なリターンが得られる可能性を示唆しており、リスク・リワード(リスクとリターンのバランス)は良好であると結論付けています。
現在、アヴネットの株価は93.40ドルで、直近12ヶ月の調整後EBITDAの11.44倍で取引されています。これは、過去5年平均の8.00倍を43%上回る水準です。しかし、グプタ氏の2027年度の予測では、EBITDA倍率は6.80倍まで低下し、過去5年平均を下回ると見られています。
Source: Seeking Alpha
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