
ゴールドマン、ETF買収加速
ETF Trends
公開日時: 2026/08/19 16:55
Sentiment Analysis
米金融大手ゴールドマン・サックス(GS)がETF(上場投資信託)事業を拡大しています。同社は、最大22.5億ドル(約3500億円)でETF運用会社Neos Investmentsを買収することで合意しました。これは今年2件目の大型ETF関連買収となります。
ゴールドマンは今年初めにも、オプション戦略ETFで知られるInnovator ETFsを買収しており、ETF分野への注力を鮮明にしています。Neos Investmentsは設立からわずか4年で運用資産300億ドル超まで成長しました。今回の買収完了には、Neosの株主による支配権変更の承認が必要となります。
一方、ETF市場では、投資と投機、あるいはギャンブルとの境界線が曖昧になることへの懸念も指摘されています。ETF専門メディア「ETF Prime」では、スポーツ賭博や先物取引を組み込んだETFについて、「投資商品に見せかけたギャンブル車両」との批判的な見方が示されました。規制された枠組みの中に投機的な商品を組み込むことで、不当な「公認スタンプ」を与えてしまうという指摘です。
こうした中で、国際配当株に投資するALPS International Sector Dividend Dogs ETF(IDOG)が注目を集めています。同ETFは、MSCI EAFE指数(先進国除く欧州・オーストラリア・極東指数)の10セクターから、配当利回りが最も高い5銘柄ずつを選定し、均等加重でポートフォリオを組んでいます。昨年初めからのパフォーマンスは約65%の上昇となり、同時期のS&P500指数の約34%を大きく上回りました。
また、債券ETFでは、ALPS Smith Core Plus Bond ETF(SMTH)が今年に入り7億ドル超の資金流入を集めています。同ファンドは、クレジットリスクやデュレーション(金利変動に対する債券価格の感応度)を追求するのではなく、ポートフォリオの安定性(バラスト)に重点を置いた運用を行っています。運用責任者は、かつてヤヌス・ヘンダーソンで最高投資責任者を務めたギブソン・スミス氏です。
アナリストらは、国際株式のバリュエーション(企業価値評価)が依然として割安であることや、ドル安が追い風となる可能性を指摘しています。多くの投資アドバイザーは、国際株式への配分目標を10~15%としながらも、実際には配分が少ない状態(アンダーウェイト)が続いています。
Source: ETF Trends
個別の投資に関する推奨やアドバイスを提供することを意図しておりません。ここで述べられている意見や見解は、あくまでも各記事の個人的見解です。