
セーフストア、ドイツ銀が「中立」に格下げ
Proactive Investors
公開日時: 2026/08/19 11:15
セルフストレージ大手セーフストア・ホールディングス(Safestore Holdings、LSE:SAFE)は、ドイツ銀行による投資判断の引き下げを受け、株価に影響が出ています。ドイツ銀行は、同社株の投資推奨を従来の「買い」から「中立」に格下げし、目標株価も880ペンスから700ペンスに引き下げました。
格下げの背景には、セルフストレージ業界を取り巻く事業環境の厳しさが増しているとの分析があります。ドイツ銀行は、セーフストアの今後の業績見通しについて、需要と価格設定の両面で圧力が続くと見ており、短期的な事業の勢いが弱まると予測しています。
セーフストアは今年6月、上半期の売上高が前年同期比6.9%増の1億2060万ポンド(約230億円)になったと発表していました。新規店舗の開設や既存ポートフォリオの同店売上高(like-for-like)の成長が業績を支えました。調整後希薄化後EPRA利益(不動産投資信託の収益性を示す指標の一つ)は2.1%増加し、調整後EBITDA(利払い・税引き・償却前利益)は6790万ポンドに達しました。
しかし、業界全体としては、稼働率、賃料の上昇率、そして新規開店した店舗が収益を生み出すまでの期間などが投資家の注目点となっており、事業環境はより困難になっていると指摘されています。
セーフストアは、英国および欧州大陸での事業拡大を継続しており、特にロンドンやパリといった供給が制約されている市場に開発パイプラインを集中させています。ドイツ銀行による新たな目標株価700ペンスは、直近の株価水準を上回っていますが、投資判断を「中立」としたことは、セーフストアの収益回復のタイミングと力強さに対して、より慎重な見方を示唆しています。また、この見直しは、セーフストアが新規容量の充足に向けて実行力を高めることの重要性を浮き彫りにしています。
Source: Proactive Investors
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