
英鉄道チケット大手、隠れ手数料で調査対象に
Proactive Investors
公開日時: 2026/08/19 07:25
Sentiment Analysis
英国の鉄道・コーチ(長距離バス)チケット販売大手Trainline(トレインライン)が、競争・市場庁(CMA)による調査対象となりました。CMAは、商品やサービスの表示価格に加えて、購入手続きの途中で追加される「隠れ手数料」いわゆる「ドリップ・プライシング」の取り締まりを強化しています。
CMAによると、Trainlineのウェブサイトやアプリを通じて列車チケットを予約する際に、59ペンスから2ポンド79ペンス(約110円~530円)の手数料が加算されていました。また、コーチチケットには1.50ポンド(約280円)の手数料が確認されています。
Trainlineは以前にもCMAから助言を受けており、数ヶ月にわたり同庁と協議を続けてきました。同社は「一部の手数料の表示方法を改善するための措置を講じている」とコメントし、CMAとの協力姿勢を示しています。「Trainlineは、DMCCA(デジタルマーケティング・消費者保護法)を含む全ての適用される消費者法規を完全に遵守することにコミットしており、CMAと引き続き全面的に協力していきます」と同社は述べています。
今回の調査は初期段階であり、CMAはTrainlineが消費者法に違反したと結論付けているわけではありません。しかし、CMAの権限強化に伴い、違反が認定された場合の罰則は重大なものとなる可能性があります。CMAは、違反が確認された場合、対象企業の全世界売上高の最大10%に相当する罰金を科すことや、影響を受けた顧客への補償を命じることができます。
Trainlineは、2025年2月期(2025年2月期)の決算で、60億ポンド(約1兆1300億円)のチケット売上高、および4億4200万ポンド(約830億円)の収益を報告しています。
今回の調査は、オンライン価格表示に対する規制強化の流れの中で行われています。同様の理由で、ヴァージン・アトランティック航空やREDドライビングスクールも調査対象となっています。4月には、自動車連盟(AA)傘下のドライビングスクールが、必須の予約手数料3ポンドを表示価格に含めていなかったとして、420万ポンド(約7億9000万円)の罰金を科されています。
Source: Proactive Investors
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