
NVIDIAオプションETF「NVDY」、投資妙味低下か
Seeking Alpha
公開日時: 2026/08/19 06:35
NVIDIAの株価変動率低下を受け、YieldMax NVDA Option Income Strategy ETF(NVDY)の投資判断が「買い」から「中立」に引き下げられました。同ETFは、NVIDIA株の値上がり益を狙うのではなく、オプション取引を通じて安定的なインカム(収益)を得ることを主眼としています。
しかし、NVIDIAの株価変動率が低下したことで、オプションプレミアム(オプション取引の権利料)が減少し、NVDYが期待できるインカム収入が低下しました。その結果、NVDYはレンジ相場(一定の価格帯で推移する相場)において、原資産であるNVIDIA株(NVDA)の値動きにより近い動きを見せるようになっています。
さらに、NVDYは「カバードコール戦略」を採用しています。これは、保有する株式に対してコールオプション(買う権利)を売却する戦略で、オプションプレミアム収入を得ることを目的とします。しかし、この戦略は株価が大きく上昇した場合、その上昇分を享受できないという制約があります。NVIDIA株が上昇局面にあっても、NVDYは限定的な値上がりしか捉えられない構造となっています。
NVIDIAに対する長期的な強気の見方自体は変わらないものの、NVDYは高い分配金を頻繁に支払うことで元本を徐々に侵食する傾向があります。そのため、NVIDIA株の長期的な上昇トレンドを捉えたい投資家にとっては、必ずしも最適な投資先とは言えなくなっています。
新たな資金をNVDYに投じるのは、NVIDIA株に対する強力な強気の見通しが改めて浮上した場合や、オプション戦略がより大きな値上がり益や効率的なインカム収入をもたらすように調整された場合に限られると、アナリストは指摘しています。
Source: Seeking Alpha
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