
マイクロソフト、AIで新たな成長軌道へ
Forbes
公開日時: 2026/08/18 14:15
Sentiment Analysis
米マイクロソフト(MSFT)が、成長戦略の軸足をクラウド移行から人工知能(AI)へと大胆にシフトさせている。同社は現在、AIエージェント、モデル選択、そして従量課金モデルを最優先事項としており、これが収益構造の変革を加速させている。特にAIプラットフォームとインフラが、最近の議論の中心となっている。
新たな「シート単位+従量課金」モデルは、目覚ましい成長を牽引している。例えば、AIアシスタント「Copilot」の収益は、四半期比で60%以上増加した。また、Microsoft 365(M365)の法人向け(Commercial)収益の伸びは、ユーザー数の増加率を上回っており、利用量の増加やプレミアムパッケージの採用が主要因となっていることが示唆される。
かつてはクラウド移行が成長の触媒として語られていたが、今やその位置をAIが占めている。2年前の決算説明会では、顧客の既存ワークロードを同社のクラウドサービスへ移行させることが成長の鍵とされていた。しかし、現在ではAIエージェント、モデル選択、そして利用状況を計測する従量課金が前面に押し出されている。この戦略転換は、株主にとって収益プロファイルを再形成する効果を上げている。
マイクロソフト・クラウドの年間収益は、2025年度に1680億ドルを突破し、2026年度には2140億ドルへと成長した。同社の2026年度通期売上高は3310億ドルを超え、18%増となった。経営陣が成長ドライバーとして挙げるものを変更したにもかかわらず、クラウドの成長率は全体を上回った。
「シート単位+従量課金」モデルは、明確な収益モデルを構築している。四半期を通じてマイクロソフトが従量課金モデルへと移行する中で、GitHubにおけるCopilotの収益は四半期比で60%超急増した。一方で、この利用量の増加は「インテリジェント・クラウド」部門の粗利益に影響を与えたものの、経営陣はビジネスモデルの移行により、四半期を通じて利益率は改善したと述べている。Azureの利用量に基づく収益は、依然として供給能力が逼迫しており、経営陣によれば需要が供給能力を上回り続けているという。M365法人向け(Commercial)の有料シート数は前年同期比で6%増にとどまったのに対し、同部門のクラウド収益は同期間に14%増を記録しており、追加収益は既存ユーザーベース内での利用量増加やプレミアムパッケージからのものだ。
一方で、オンプレミスサーバー部門は依然として低調だ。クラウド移行が話題に上らなくなった一因は、その移行元となっていたビジネスの状況にある。2026年度第4四半期のオンプレミスサーバー部門の収益は、前年同期比でほぼ横ばいとなり、恒常為替レートで調整すると1%減少した。経営陣は、顧客のクラウドソリューションへの移行継続や前年同期との比較を理由に、2027年度第1四半期には低~中程度の単桁台の減少を予測している。この移行は止まったわけではなく、単に注目されなくなっただけだ。会社全体のデータは圧力を示しておらず、直近12ヶ月の収益成長率は17.8%に加速し、純利益率は40.3%と過去最高水準を記録している。
Source: Forbes
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