
小型株ETFに注目、ラッセル2000が最高値更新
ETF Trends
公開日時: 2026/08/17 22:25
米国の代表的な小型株指数であるラッセル2000が、市場の勢いに乗り過去最高値を更新しました。この動きは、小型株市場への投資機会の広がりを示唆しており、特定のETF(上場投資信託)が注目されています。
ラッセル2000は、米国株式市場の時価総額上位2000社を対象とした指数で、小型株の動向を示す代表的な指標です。金曜日に3,068.54をつけ、新たな節目を達成しました。これは、市場全体で大型株への集中リスクが高まる中、分散投資先として小型株への関心が高まっていることを反映していると考えられます。
年初来(YTD)では21.83%、過去6ヶ月では15.46%の上昇を記録しており、短期的な下落があったとしても、中長期的に堅調なパフォーマンスを示しています。
このような状況下で、小型株市場への投資を検討する際に役立つ3つのETFが挙げられます。
一つ目は、ALPS Medical Breakthroughs ETF(SBIO)です。このETFは、バイオテクノロジー企業の中でも、1つ以上の医薬品がFDA(米国食品医薬品局)の第II相または第III相臨床試験段階にある企業に投資します。革新的な医薬品開発を目指す企業に焦点を当てることで、今年に入ってから30.65%という高いリターンを上げています。運用手数料は0.50%(50ベーシスポイント)です。
二つ目は、VictoryShares Small Cap Free Cash Flow ETF(SFLO)です。このETFは、強力なフリーキャッシュフロー(企業が事業活動から生み出した現金のうち、設備投資などに使った後の手元に残る現金)と高い成長指標を持つ小型株200社に投資します。ラッセル2000の時価総額上位銘柄の120%を基準に銘柄を選定しており、キャッシュフローを重視する戦略が奏功し、年初来で34.7%のリターンを達成しています。運用手数料は0.49%(49ベーシスポイント)です。このETFは、今年の12月に設定来3周年を迎えます。
三つ目は、iShares U.S. Small Cap Value Factor ETF(SVAL)です。このETFは、割安と判断される小型株250銘柄に投資します。ラッセル2000の構成銘柄の中から、流動性、レバレッジ(負債の度合い)、ボラティリティ(価格変動の大きさ)などの基準でスクリーニングを行い、流動性が低く、レバレッジやボラティリティが高い上位20%の銘柄を除外しています。これにより、リスクを抑えつつ割安な小型株に投資する戦略をとっており、年初来で29.2%のリターンを上げています。運用手数料は0.20%(20ベーシスポイント)と低コストな点も魅力です。
これらのETFは、ポートフォリオの分散効果を高めるだけでなく、小型株市場の成長を取り込むことで、高いパフォーマンスをもたらす可能性があります。小型株市場が記録的な高値を更新する中、これらのETFは、キャッシュフローやバリュー(割安度)といった特定の基準で選別された小型株への投資を通じて、投資機会を提供するものとして注目されます。
Source: ETF Trends
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