
フェラーリ初のEV、オークションで40億円超
New York Post
公開日時: 2026/08/17 20:45
イタリアの高級車メーカー、フェラーリが発表した初の完全電気自動車(EV)「ルチェ」の「シャシー0」が、チャリティーオークションで4000万ドル(約63億円)という驚異的な価格で落札されました。これは新車としてはオークション史上最高額となります。
ルチェは今年5月の発表以来、その斬新すぎるデザインが「フェラーリらしさを損なっている」と批判を浴び、株価にも影響が出ていました。元フェラーリ会長も批判に加わり、エンブレムを外すべきだと発言するほどでした。フェラーリ自身も、予想以上の否定的な反応に「驚いた」と認めています。
しかし、オークションではこうした批判をものともせず、100万ドルから始まった入札はすぐに8桁に達し、最終的に4000万ドルで決着しました。落札者は明らかにされていません。
ルチェは、元アップル(AAPL)のデザイン最高責任者であるジョニー・アイブ氏が設立したデザイン会社「LoveFrom」と共同開発されました。5人乗りのこのEVは、当初55万ドル(約8600万円)で販売される予定です。2026年第4四半期から顧客への納車が開始される見込みです。
オークションで落札された「シャシー0」は、フェラーリの「テイラーメイド」プログラムを通じて特別にカスタマイズされ、光の当たり具合や見る角度によって色合いが変わるパールセントの外装や、特別なカラーのインテリア、専用デザインのホイールやブレーキキャリパーなどが装備されています。
落札者は、納車までしばらく待つことになります。この車両はオークション後、イタリアのマラネッロのフェラーリ本社に戻され、2027年第1四半期に引き渡される予定です。
今回のオークション収益は、フェラーリ財団を通じて教育支援に充てられます。なお、この4000万ドルという落札額は、2025年のチャリティーオークションで落札された特別仕様のフェラーリ「デイトナSP3」の2600万ドルを大きく上回る記録となります。
フェラーリは、ルチェに対する厳しい評価にもかかわらず、受注は「予想通り」であり、既存顧客だけでなく新規顧客からも注文が入っていると述べています。最高経営責任者(CEO)のベネデット・ヴィーニャ氏は7月下旬、「中国からの需要も後押しし、2026年目標の500台弱を2ヶ月足らずで達成した」との報道もありましたが、フェラーリは正確な数字は確認していません。
Source: New York Post
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