
イーロン・マスク氏、資産9000億ドル超え SpaceX株急騰
Forbes
公開日時: 2026/08/17 17:15
米実業家イーロン・マスク氏の個人資産が、スペースX(SpaceX)の株価急騰を受けて再び9000億ドル(約135兆円)の大台を超えました。月曜日の取引で、スペースXの株価は6%以上上昇し、150ドル近辺まで値を戻しました。これは、8月3日に付けた史上最安値104ドルから約87%の上昇となります。
スペースX株の上昇は、マスク氏の個人資産を477億ドル押し上げ、総資産額は9119億ドルに達しました。これにより、マスク氏は再び世界一の富豪の座に返り咲き、2位のラリー・ペイジ氏(グーグル共同創業者、2814億ドル)、3位のジェフ・ベゾス氏(アマゾン創業者、2688億ドル)を大きく引き離しました。
今回の株価回復の背景には、機関投資家によるスペースXへの大規模な投資が明らかになったことがあります。金曜日は、米証券取引委員会(SEC)が機関投資家に対して保有株式の開示を義務付ける期限でした。この開示により、ハーバード大学の基金が約22億ドル相当のスペースX株を保有し、同大学の最大の株式保有となったことが判明しました。
その他にも、NVIDIAが約210億ドル、ブラックロックが87億ドル、ギガファンド・マネジメントが293億ドル、フィデリティが516億ドル相当のスペースX株を保有していることが明らかになりました。また、著名なビリオネア(億万長者)も多数、スペースXへの出資を明らかにしています。ジョシュ・クシュナー氏のThrive Capitalは約32億ドル、ピーター・ティール氏率いるFounders Fund(スペースX初の機関投資家)関連は約730億ドル、オーストラリアの富豪ジーナ・ライアンハート氏が所有するHancock Prospectingは約13億ドルの株式を保有しています。
マスク氏の資産は、今年7月には7000億ドルを下回り、昨年12月以来初めてその水準を割り込んでいました。6月16日に付けた史上最高値からの株価下落が続いていたためです。7月23日時点では、マスク氏の資産はピーク時の1兆4500億ドルから約7500億ドル減少していました。
しかし、スペースXの株価はその後、持ち直しの兆しを見せています。同社が発表した初の決算は、市場の予想を上回る内容でした。決算発表直後には一時13%下落する場面もありましたが、モルガン・スタンレーやオッペンハイマーなどの複数の証券会社は、同社の業績を高く評価しています。特に、AI(人工知能)事業への期待が、支出増加への懸念を上回るとの見方を示しています。
J.P.モルガンは、スペースXが「極めて垂直統合されたビジネスモデル」から恩恵を受けていると分析。AI分野における「変化のペースが非常に速い」とし、AIインフラへの投資と収益化の進展により、2027年にはスペースXのAI関連売上高が1000億ドルに達する可能性があると予測しています。
Source: Forbes
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