
米国株、メモリ株に買い優勢も地政学リスクで上値重い
FXEmpire
公開日時: 2026/08/17 16:05
17日の米国株式市場では、ナスダック総合指数がメモリ関連株の好調に支えられ、一時的に上昇する場面が見られました。しかし、中東情勢の緊迫化が投資家心理を冷やし、市場全体の上値は抑えられました。
この日、特に注目を集めたのは半導体メモリ関連銘柄です。市場関係者によると、一部の主要メモリメーカーからの需要増加や、在庫調整の進展期待から、関連企業の株価が軒並み上昇しました。例えば、マイクロン・テクノロジー(MU)やSKハイニックス(000660.KS)といった企業は、アナリストの目標株価引き上げなども追い風となり、買収意欲を高めました。
しかし、市場全体のムードは楽観一色とはなりませんでした。ホルムズ海峡での地政学的なリスクが高まっているとの報道が、投資家のリスク回避姿勢を強めました。ホルムズ海峡は、世界の石油輸送の約2割が通過するとされる要衝であり、この地域の緊張は原油価格の上昇やサプライチェーンの混乱につながる懸念があります。こうした不透明感から、S&P500種株価指数やダウ工業株30種平均株価は伸び悩みました。
個別銘柄では、テスラ(TSLA)が電気自動車(EV)の生産台数に関する新たな目標を発表したものの、市場の反応は限定的でした。また、アマゾン(AMZN)は、クラウドサービス部門の成長鈍化が懸念され、株価は軟調に推移しました。
一方、商品市場では、金(ゴールド)が地政学リスクの高まりを受けて安全資産としての需要が増し、小幅に上昇しました。銀(シルバー)も、200日移動平均線(EMA)を試す動きを見せましたが、1オンスあたり55ドルから60ドルのサポートラインが維持され、2.52%の上昇となりました。アナリストは、銀価格がこのサポートを維持できれば、さらなる上昇の可能性もあると見ています。
市場参加者は、今後も中東情勢の動向と、FRB(連邦準備制度理事会)の金融政策に関する発言に注視していくことになりそうです。メモリ株の勢いが持続するかどうかも、市場全体の方向性を占う上で重要なポイントとなるでしょう。
Source: FXEmpire
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