
ゾエティス、減収減益でガイダンス下方修正
Seeking Alpha
公開日時: 2026/08/16 13:25
動物用医薬品メーカーのゾエティス(ZTS)は、第2四半期決算で市場予想を下回る結果となり、通期の業績見通しも引き下げました。これにより、同社の株価の安全域は縮小しましたが、リスク・リワード(リスクとリターンのバランス)は依然として強気派に有利であると、アナリストは指摘しています。
同社は、米国におけるペット関連事業の売上不振を、他の好調な事業セグメントで一部相殺しました。しかし、アナリストは、ゾエティスの株価に対しては、より長期的な視点が必要であり、今後数四半期は厳しい状況が続くと見ています。
ゾエティスは7月に、株価が60%下落したことは正当化されるものの、ようやく買い水準になったと報じられていました。しかし、今回の決算発表で状況は一変しました。
第2四半期の売上高は前年同期比で横ばいの10億ドルとなり、アナリスト予想の10億2000万ドルを下回りました。純利益は同12%減の3億1800万ドル、1株当たり利益(EPS)は同11%減の0.67ドルとなり、こちらもアナリスト予想の0.71ドルに届きませんでした。
特に、米国におけるペット用医薬品・ワクチンの売上高が、競合製品の増加や一部製品の在庫調整の影響で、同7%減少したことが響きました。しかし、欧州やその他の地域でのペット関連事業は堅調に推移し、同13%増となりました。また、家畜向け事業も同4%増と、全体を押し上げました。
こうした状況を受け、ゾエティスは通期の売上高見通しを従来の50億〜50億8000万ドルから、49億5000万〜50億3000万ドルに下方修正しました。1株当たり利益の見通しも、2.93〜3.03ドルから2.87〜2.97ドルに引き下げました。
アナリストは、今回のガイダンス下方修正はネガティブな材料であるものの、ゾエティスの長期的な成長見通しは変わらないと見ています。同社は、新薬開発やM&A(合併・買収)を通じて、今後も動物用医薬品市場でのリーダーシップを維持していくと予想されます。また、ペットの高齢化や、ペットを家族の一員と考える「ペットヒューマン・ネイゼーション」の進展は、同社にとって追い風となるでしょう。
現在の株価水準は、過去のPER(株価収益率)や競合他社と比較しても割安感があると指摘されています。アナリストは、株価の安全域は縮小したものの、長期的な視点で見れば、ゾエティスの株価は上昇する可能性が高いと結論付けています。
Source: Seeking Alpha
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