
コーチ親会社の株価下落は過剰反応か
Seeking Alpha
公開日時: 2026/08/16 11:15
高級ファッションブランド「コーチ(Coach)」などを展開するTapestry(タペストリー、TPR)の株価が、直近の決算発表後に急落しましたが、アナリストは「売られすぎ」と見ています。同社は、コーチの好調な成長と国際的な事業拡大が、ケイト・スペード(Kate Spade)の不振を補って余りあると分析しています。
Tapestryは、2024年度第4四半期(4-6月期)決算で、売上高、利益ともに市場予想を上回る結果となりました。しかし、株価は決算発表後に大きく下落しました。アナリストは、この株価下落は同社の実力を見誤っていると指摘しています。
コーチの力強い成長が牽引役
特に、主力ブランドであるコーチは、高い価格設定力、新規顧客(特にZ世代)の獲得、そして事業運営の効率化(オペレーショナルレバレッジ)により、二桁成長を達成しています。これにより、Tapestryは2027年度(2027年6月期)までのEPS(1株当たり利益)の二桁成長と、堅調なフリーキャッシュフロー(自由な資金を生み出す力)の創出を見込んでいます。
国際市場での拡大戦略
国際市場、特に中国(大中華圏)と欧州での成長が期待されています。これらの地域では、10%台半ばの成長が見込まれており、北米市場の成長鈍化を相殺し、連結売上高目標の達成を後押しすると考えられています。
株価評価と株主還元策
Tapestryの現在の株価は、2027年度のEPS見通しに対して約16.4倍の水準にあり、割安感があるとアナリストは評価しています。さらに、同社は13.5億ドルの自社株買いと増配を発表しており、株主還元への意欲を示しています。アナリストは、ケイト・スペードの業績回復がなくても、これらの施策により20%以上のトータルリターン(株価上昇と配当の合計)が見込めると予測しています。
Tapestryは、コーチブランドの強さと国際市場での成長ポテンシャルを武器に、今後の業績拡大を目指していくと考えられます。株価下落は一時的なものと捉え、長期的な視点で投資を検討する価値がありそうです。
Source: Seeking Alpha
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