
プラダ、ヴェルサーチェ統合の懸念は過剰か
Seeking Alpha
公開日時: 2026/08/15 05:15
高級ブランド「プラダ(Prada)」の株価は、傘下の「ヴェルサーチェ(Versace)」の統合リスクが過大評価され、プラダとミュウミュウ(Miu Miu)の堅調な有機的成長が過小評価されている可能性があると、金融情報サイトLL Insightsは分析しています。
同レポートによると、プラダグループの中核事業の売上高は、2023年上半期(H1)に5%増加しました。特に第2四半期(Q2)には成長が加速し、中核事業の利益率は22.6%と安定しています。ヴェルサーチェの業績への一時的な希薄化影響は、同ブランドの再建に向けた取り組みが進むにつれて解消されると見られています。
市場コンセンサスでは、プラダグループの2025年度(2025年3月期)の売上高を68億ユーロ、営業利益を13億4000万ユーロと予測していますが、LL Insightsはこれを保守的と見ています。グループ全体の利益率が20%に達すれば、営業利益は13億6000万ユーロ、純利益は9億ユーロに達する可能性があると試算しています。
LL Insightsは、プラダの株価が「成長が止まり、ヴェルサーチェの利益希薄化が永続する」かのように過小評価されていると指摘。しかし、最新の財務報告はそうではないことを示唆していると述べています。
同レポートは、プラダの株価に対し、35%の上昇余地を見込み、公正価値を14.30ドルと設定しました。この評価は、中核事業の持続的な中程度の成長と、ヴェルサーチェの利益率回復が前提となっています。LL Insightsは、プラダ株に対して「買い」のレーティングを維持しています。
Source: Seeking Alpha
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