
イーロン・マスク氏、スペースX株の48.4%を保有
Finbold
公開日時: 2026/08/14 12:35
イーロン・マスク氏がスペースX(SPCX)の株式の48.4%を保有していることが、米証券取引委員会(SEC)への提出書類で明らかになりました。6月30日時点での保有分は、同社の現在の評価額に基づくと9000億ドル(約135兆円)以上に相当します。
この書類は、マスク氏による宇宙開発企業スペースXへの支配力について、これまで不明瞭だった部分に光を当てるものです。マスク氏は、約64億2000万株のSPCX株を所有し、それらに対する単独の議決権および処分権を行使しています。
内訳は、信託を通じて保有するクラスA株が約8億4950万株、同信託が保有するクラスB株が39億2000万株、直接保有する制限付きクラスB株が13億株、ストックオプションの権利行使により発行可能なクラスB株が3億5000万株となっています。
6月の新規株式公開(IPO)以降、マスク氏は同社の議決権の82%以上を維持しており、スペースXが公開企業へと移行した後も、同氏の影響力が継続していることを示しています。
スペースX株への市場の楽観論再燃か
ロケット製造からAIまで手掛けるスペースXは、6月に記録的なIPOを実施し、857億ドルを調達、時価総額は2兆ドルを突破しました。しかし、IPO直後の熱狂はすぐに冷め、7月には株価がIPO価格を下回る場面もありました。
その後、スペースX株はやや持ち直しています。8月初旬に104ドルまで下落したものの、8月12日には公開市場デビューからわずか2ヶ月で、IPO価格である135ドルを上回りました。本稿執筆時点(8月14日)で、SPCX株は141ドルで取引されています。
この株価回復は、8月4日に発表されたスペースXの第2四半期決算を受けてのものとみられます。同社は、第2四半期の売上高が前年同期比92%増の78億ドルに達した一方、純損失は10億ドルから5億4200万ドルへと縮小しました。
投資家はまた、8月6日に迎えたIPO後初のロックアップ期間(インサイダーが保有株式を売却可能になる期間)の満了も注視していました。しかし、大規模な売り圧力が発生する代わりに、スペースX株は8月に入ってから約30%上昇しています。
スペースXの力強い第2四半期業績も、楽観的な見方を後押ししています。マスク氏は最近、同社が2030年から2031年にかけて年間1兆ドルの収益を生み出す可能性があると予測しています。
Source: Finbold
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