
GBグループ、米州事業の不振で株価急落
Proactive Investors
公開日時: 2026/08/14 08:25
GBグループ(GBG)の株価が、米州事業の業績不振を受けて通期の収益見通しを引き下げたことを受け、14日のロンドン市場で一時23%以上急落しました。同社の株価は一時54ペンス安の約177.7ペンスまで下落しました。
同社は、2027年3月期通期の収益成長率見通しを、従来の「中程度の単桁成長」から「1%~3%」に下方修正しました。これは、米州のアイデンティティ(本人確認)事業における一部の主要顧客からの離脱(カスタマーアトリション)が予想を上回ったことが原因です。
GBグループによると、第1四半期の同事業の収益は計画をわずかに下回る程度でしたが、第2四半期に入っても成長の回復は見られませんでした。販売パイプラインは依然として堅調であるものの、通常の販売サイクルを考慮すると、新規案件が失われた収益を当会計年度中に補うことは難しいと判断しました。
これに伴い、調整後営業利益率(Adjusted operating profit margin)の見通しも、従来の21%~22%のレンジから約21%に引き締められました。
さらに、米州担当の最高収益責任者(CRO)であるトム・シュッツ氏が退任し、最高執行責任者(COO)のジェームズ・ゴサード氏が暫定的に同部門の責任者を兼務することになりました。
業績見通しの引き下げにもかかわらず、GBグループは、AIを活用したグローバルアイデンティティプラットフォーム「GBG Go」への600万ポンド(約11億円)の投資を予定通り進める方針です。この投資は、同プラットフォームのイノベーションロードマップを加速させることを目的としています。
GBグループは、本人確認、位置情報インテリジェンス、不正防止技術を提供する企業です。2026年3月期(FY26)の売上高は2億8,500万ポンド(約530億円)で、為替変動を除いたベースで前年比3.2%増、調整後営業利益は6,750万ポンド(約126億円)でした。
Source: Proactive Investors
個別の投資に関する推奨やアドバイスを提供することを意図しておりません。ここで述べられている意見や見解は、あくまでも各記事の個人的見解です。