
脳腫瘍の微細細胞を検出する血液検査技術
Proactive Investors
公開日時: 2026/08/12 07:36
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英国のバイオテクノロジー企業CelLBxHealth(CLBX)が開発した血液検査技術が、検出が困難とされる悪性度の高い脳腫瘍の細胞を血液中から捉えることに成功したことが、独立した研究で明らかになりました。
この技術は、同社の「Parsortix」プラットフォームを使用しており、これまで脳腫瘍、特に悪性度の高い神経膠芽腫(グリオーマ)の転移が脳外では稀であることから、血液検査での検出は難しいとされてきました。
イタリアの研究機関であるFondazione Pisana per la ScienzaとOspedali Riuniti di Livornoが実施したこの研究は、学術誌「JCO Precision Oncology」に掲載されました。研究チームは、神経膠芽腫患者27人から採取した血液サンプルから、循環腫瘍細胞(CTC)を分離するためにParsortixプラットフォームを利用しました。
その結果、健常者や他の脳病変を持つ患者のサンプルと比較したところ、神経膠芽腫患者の血液5mlあたり4個以上のCTCを検出した場合、患者を健常者と区別できる可能性が示唆されました。この基準を用いた場合、感度は80%(がん患者を正しく特定する割合)、特異度は77.3%(健常者を正しく除外する割合)となりました。
さらに、血液から捕捉されたCTCには、腫瘍組織サンプルにも存在する腫瘍関連の変異や染色体異常が含まれていることが確認されました。これは、血液中の細胞が元の腫瘍の生物学的特性を反映していることを示しています。
特筆すべきは、放射線治療による組織損傷である放射線壊死(ラジオリューシス)やリンパ腫の患者からはCTCが検出されなかった点です。この発見は、この技術が治療効果による影響と再発した腫瘍を区別するのに役立つ可能性を示唆しており、これは画像診断ではしばしば困難な区別となります。
Source: Proactive Investors
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