
ボストン・サイエンティフィック、売却は行き過ぎか
Seeking Alpha
公開日時: 2026/08/11 05:45
医療機器メーカーのボストン・サイエンティフィック(BSX)は、過去1年間に株価が大きく下落しましたが、アナリストは現在の株価が割安であると見ています。同社は、一部製品の米国での成長鈍化やガイダンス下方修正にもかかわらず、2024年第2四半期(4-6月期)に堅調な業績を発表しました。
売上高は前年同期比7.5%増の約54億ドルとなり、市場予想を上回りました。特に、心臓ペースメーカーやカテーテルなどを扱うエレクトロフィジオロジー(EP)事業と、不整脈治療用のカテーテル「WATCHMAN」の分野で、米国以外の地域での成長が顕著でした。欧州やアジア太平洋地域などの国際市場では、EP事業が23.1%増、WATCHMANが17.7%増と力強い伸びを示しました。
調整後1株当たり利益(EPS)は14.7%増となり、こちらも市場予想を上回る結果となりました。これは、売上増に加え、コスト管理の改善が寄与したと考えられます。
ボストン・サイエンティフィックは、強力なキャッシュフロー創出能力も強みとしています。第2四半期のフリーキャッシュフローは12.9億ドルに達し、通期では38億ドルのフリーキャッシュフローを見込んでいます。この潤沢なキャッシュは、研究開発への投資、戦略的なM&A(合併・買収)、自社株買いなどを通じて、さらなる企業価値向上に繋がる可能性があります。
同社は、一部の主力製品において、米国市場での成長に一時的な逆風に直面しているものの、国際市場での力強い成長と、多様な製品ポートフォリオが、全体的な業績を牽引しています。アナリストは、現在の株価水準は、同社の潜在的な成長力や収益性を十分に反映していないと見ており、「強い買い」の評価を与えています。
今回の決算発表は、株価の過度な下落に対する懸念を払拭し、投資家心理を改善させる可能性があります。ボストン・サイエンティフィックは、今後もイノベーションとグローバル展開を通じて、持続的な成長を目指していくと考えられます。
Source: Seeking Alpha
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