
AI創薬のレコーション、提携進展も収益化は遠く
Seeking Alpha
公開日時: 2026/08/10 23:45
AI(人工知能)を活用した創薬ベンチャー、レコーション・ファーマシューティカルズ(RXRX)の株価は、最近の提携ニュースにもかかわらず、依然として厳しい見方が示されています。同社は、AIによる創薬の「未来」を標榜していますが、競合の進展や収益化の遅れが、その野心に影を落としています。
レコーションは、ジェネンテック(ロシュ傘下)やサノフィといった大手製薬会社との提携を通じて、これまでに5億ドル(約750億円)を超えるマイルストーン(目標達成時の支払い金)を受け取っています。しかし、これらの提携が商業的な成功に結びつくかは、まだ不透明な状況です。
同社が自社で開発を進めるパイプライン(新薬候補)の中で、線維筋痛症(FAP)を対象とする「REC-4881」が最も期待されています。しかし、競合他社の開発状況と比較すると、その進捗は遅れている可能性があり、十分なデータが不足しているのが現状です。さらに、このパイプラインからの収益化は、早くても2030年以降になると予想されています。
一方で、レコーションは継続的な資金流出(キャッシュバーン)や、株式価値の希薄化(ダイリューション)のリスクに直面しています。研究開発費や一般管理費(OpEx)の増加も続いており、パイプラインや提携の進展といったプラス材料を相殺する形となっています。これらの要因から、同社の株価は当面、大きな値動きが見込めないレンジ相場が続くとみられています。
Source: Seeking Alpha
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