
高利回りBDC、フィダス・インベストメントの株価は割高か
Seeking Alpha
公開日時: 2026/08/10 13:15
高利回り投資で知られるビジネスデベロップメントカンパニー(BDC)のフィダス・インベストメント(FDUS)について、アナリストは現状の株価水準では「買い」ではなく「ホールド」が妥当との見方を示しました。同社は10.9%という高い配当利回りと、信用力の高いポートフォリオを誇りますが、株価純資産倍率(PBR)が1倍を超え、収益の伸び悩みが指摘されています。
フィダス・インベストメントは、主に米国の低位中堅企業向けに融資を行うBDCです。投資家にとって魅力的なのは、その高い配当利回りだけでなく、ポートフォリオの信用力の高さも挙げられます。直近の決算では、延滞債権(non-accruals)がゼロであり、信用リスクが極めて低い状態が維持されています。
しかし、直近の四半期決算では、純投資収益(Net Investment Income: NII)が前期比で19%減少し、配当金の支払額と同水準まで落ち込みました。さらに、特別配当(supplemental dividend)も大幅に削減されました。これは、同社の収益力が低下している可能性を示唆しています。
現在、フィダス・インベストメントの株価は、純資産価値(NAV)に対してプレミアム(割高)な水準で取引されています。株価純資産倍率(PBR)は1.05倍に達しており、収益の伸び悩みを考慮すると、これ以上の株価上昇は期待しにくい状況です。アナリストは、このような状況を踏まえ、新規投資家に対しては、株価が純資産価値を下回るディスカウント水準まで下落するのを待つことを推奨しています。
既存の株主にとっては、安全性の高い高利回りを享受できるメリットはありますが、新規に投資を検討している投資家にとっては、現在の株価水準は必ずしも魅力的ではないと分析されています。収益の伸び悩みが続くようであれば、配当金の維持や増配も難しくなる可能性があり、今後の業績動向が注目されます。
Source: Seeking Alpha
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