
ナスダック、CPI控えハイテク株に買い優勢
FXEmpire
公開日時: 2026/08/10 10:35
Sentiment Analysis
週明けの米国株式市場で、ナスダック総合指数が上昇を主導しています。先週末発表された米国の雇用統計が市場予想を下回ったことで、連邦準備制度理事会(FRB)による9月の追加利上げ観測が後退したことが背景にあります。しかし、今週発表される消費者物価指数(CPI)の結果が、今後の金融政策の行方を占う上で重要な焦点となっています。
先週末の米国市場では、7月の非農業部門雇用者数が市場予想の8万人増に対し2万3000人減となりました。また、先行きの利上げ確率も、1週間前の67%から44%まで低下しました。これにより、金利上昇圧力の緩和期待から、特にハイテク株への買いが先行しました。ナスダック100指数先物は0.46%高、S&P500種株価指数先物は0.16%高で推移しています。
一方で、原油価格が上昇に転じていることが、インフレ懸念を再燃させる可能性も指摘されています。ホルムズ海峡を巡る交渉の停滞が伝えられ、原油価格(WTI)は1バレル79ドル台を回復しました。原油価格の上昇は、インフレを通じて長期金利やFRBの金融政策に影響を与えるため、市場のリスク要因となり得ます。市場は、雇用統計による利上げ観測後退の恩恵と、原油価格上昇によるインフレ懸念の板挟みとなる可能性があります。
今週の注目は、水曜日に発表されるCPIです。市場は、ヘッドラインCPIが前年同月比3.4%、コアCPIが2.5%になると予想しています。雇用統計の結果を受けて、市場はFRBの利上げ停止・早期利下げへの期待感を高めていますが、CPIが予想を上回るようなインフレ高進の兆候を示した場合、この期待は後退し、市場の重しとなる可能性があります。木曜日の生産者物価指数(PPI)、金曜日の小売売上高も、インフレ動向を探る上で重要な経済指標となります。
Source: FXEmpire
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