
サンディスク、AIブームで変貌するビジネスモデル
Seeking Alpha
公開日時: 2026/08/09 08:15
ストレージ技術企業のサンディスク(SNDK)が、AI(人工知能)ブームを追い風に、事業構造の変革を進めています。特に、エンタープライズ向けSSD(ソリッドステートドライブ)とAIインフラへの注力が、収益基盤の安定化につながると期待されています。
サンディスクは、長期契約を通じて、よりレジリエント(強靭)な収益構造の構築を目指しています。同社は、939億ドルもの最低売上コミットメントを確保しており、2027年のビット生産量の半分以上、2028年の3分の2が、最低価格での契約義務化が進んでいます。これは、メモリ市場特有の価格変動リスクを低減させる重要な取り組みです。
AI需要の拡大は、データセンター向けストレージの需要を押し上げています。サンディスクのデータセンター向けストレージの出荷量は倍増し、現在では出荷ビット全体の38%を占めるまでになりました。この成長に伴い、調整後粗利益率は84.6%に達し、2026年度の1株当たり利益(EPS)は70.88ドルに達すると見込まれています。
アナリストは、サンディスクの公正価値を1株あたり1,500ドルと試算しています。これは、200ドルのEPSに対して7.5倍の株価収益率(PER)を適用したものです。契約による需要の確実性、キャッシュコンバージョン(現金の創出能力)の改善、そして景気循環リスクの低減といった要因から、同社株を「買い」と評価しています。
現在の市場は、過去のサンディスクのイメージを引きずっている可能性があります。しかし、AI時代におけるデータストレージの重要性の高まりと、同社の事業戦略の転換は、新たな成長軌道に乗る可能性を示唆しています。
Source: Seeking Alpha
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