
OUTFRONT Media、Q2決算は大幅増収増益
MarketBeat
公開日時: 2026/08/09 01:05
Sentiment Analysis
米国の屋外広告大手OUTFRONT Media(OUT)は、2024年第2四半期(4~6月期)決算で、売上高が前年同期比14%増となるなど、好調な業績を発表しました。特に、ニューヨークのMTA(都市交通局)での広告収入が48%増となるなど、公共交通機関向けの広告が業績を牽引しました。
同社の発表によると、第2四半期の連結売上高は14%増となりました。セグメント別では、公共交通機関向け広告が32%増と大きく伸び、その中でもニューヨークMTAからの広告収入は48%増を記録しました。一方、ビルボード(屋外広告看板)広告も8%増となりました。
調整後OIBDA(利払い・税引き・減価償却費控除前利益)は29%増の1億6000万ドル、調整後FFO(不動産投資信託などで用いられるキャッシュフロー指標)は45%増の1億2100万ドルと、利益面でも大幅な改善が見られました。
FIFAワールドカップ関連広告が追い風に
同四半期の業績には、FIFAワールドカップ関連の広告キャンペーンも大きく貢献しました。OUTFRONT Mediaは、ワールドカップ関連で5000万ドル以上の収益を上げ、そのうち約半分は通常事業に上乗せされた「増分」の収益だったと推定しています。
デジタル広告も好調で、売上高は23%以上増加し、総売上高の約37%を占めました。特に、プログラマティック広告(広告枠の自動取引)や自動化されたデジタル広告販売は50%近く増加しました。
通期見通しと配当を引き上げ
これらの好調な結果を受け、OUTFRONT Mediaは2026年度の調整後FFO(Funds From Operations:不動産投資信託などで用いられるキャッシュフロー指標)が20%台前半で成長するという見通しを示しました。また、第3四半期の売上高はハイシングルディジット(7~9%程度)の成長を見込んでいます。
さらに、四半期配当を10%引き上げ、1株あたり0.33ドルとすることを発表しました。年間約9000万ドルの設備投資計画は維持する方針です。
ニューヨークMTAの回復が顕著
公共交通機関向け広告の伸びを牽引したニューヨークMTAからの広告収入は48%増となりました。広告カテゴリー別では、テクノロジー、エンターテイメント、金融サービスが最も力強い伸びを示しました。デジタル広告は36%近く増加し、約6800万ドルに達しました。
ビルボード広告も、一部採算性の低い契約からの撤退があったものの、実質的には9.4%増となりました。テクノロジー(AI関連広告を含む)、法律、医療関連のカテゴリーが好調でした。デジタルビルボード広告は17.6%増となり、総広告収入に占めるデジタル広告の割合は37%に達し、前年同期の34%から上昇しました。
プログラマティック広告の伸びしろに期待
CEOのニック・ブライエン氏は、プログラマティック広告について「計り知れない成長の可能性」を見出しており、同社のプログラマティック広告の導入率は、デジタルメディア全体の平均を下回っていると指摘しました。同社は、広告テクノロジー企業との関係強化やプログラマティック事業に注力するため、営業および戦略担当のリソースを増強しています。
Source: MarketBeat
個別の投資に関する推奨やアドバイスを提供することを意図しておりません。ここで述べられている意見や見解は、あくまでも各記事の個人的見解です。