
AT&S、27年1Qは増収も利益は減少
Seeking Alpha
公開日時: 2026/08/08 16:15
欧州のプリント基板メーカー、AT&S(ASAAF)は8月3日、2026年度第1四半期(2026年4月~6月)の決算を発表しました。売上高は前年同期比で増加したものの、利益面では減少となりました。
同社の発表によると、第1四半期の売上高は5億1500万ユーロとなり、前年同期比で5.6%増加しました。これは、主に車載および産業分野向けの高性能プリント基板の需要が堅調だったことが寄与しています。
しかし、営業利益(EBIT)は500万ユーロと、前年同期の1000万ユーロから半減しました。これは、原材料価格の上昇や、新工場の建設に伴う一時的な費用増加などが影響したと説明されています。
マイケル・メルティンCEOは、「厳しい経済環境の中、売上高を伸ばすことができたことを嬉しく思う。しかし、利益率の改善は引き続き重要な課題である」とコメントしました。また、新工場への投資が先行している状況についても言及し、中長期的には収益性の向上に繋がるという見通しを示しました。
同社は、2027年3月期通期の業績見通しについては、売上高を20億~22億ユーロ、営業利益を1億~1億3000万ユーロの範囲で据え置きました。ただし、地政学的なリスクやサプライチェーンの混乱など、不確実な要素も多いことから、今後の動向を注視する必要があります。
AT&Sは、欧州を中心に事業を展開しており、特に自動車、産業機器、通信分野向けの高度なプリント基板の製造で知られています。近年は、電気自動車(EV)の普及や、インダストリー4.0(第4次産業革命)の進展に伴い、高性能プリント基板の需要が拡大しています。
Source: Seeking Alpha
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