
金価格が急騰、FRBの利下げ観測強まる
FXEmpire
公開日時: 2026/08/07 18:25
Sentiment Analysis
金(ゴールド)の価格が4300ドル台を突破しました。米国の雇用統計が市場予想を大きく下回ったことを受け、トレーダーの間で米連邦準備制度理事会(FRB)による早期利下げへの期待が高まったことが背景にあります。
7月の米雇用統計では、非農業部門の雇用者数がマイナス2万3000人となり、市場予想のプラス8万人を大きく下回りました。この結果を受け、FRBが9月の連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げを見送るとの観測が強まりました。金利先物市場の「FedWatch Tool」によると、9月のFOMCで政策金利が据え置かれる確率は58.1%に達し、以前の25ベーシスポイント(bp)利上げを予想する声は後退しました。
これを受けて、米国債利回りは低下しました。2年物国債利回りは4.20%近辺、10年物国債利回りは4.65%近辺まで下落しました。債券利回りの低下は、金市場にとって追い風となりました。
また、米ドルが主要通貨バスケットに対して下落したことも、金価格の上昇を後押ししました。ドル安は、ドル建てで取引される金の割安感を高める効果があります。
現在の金価格の目近な抵抗線は4360ドル~4380ドルのレンジにあり、これを突破できれば次の抵抗線である4480ドル~4500ドルを目指す展開が予想されます。相対力指数(RSI)はまだ過熱感のない水準にあり、短期的にさらに上昇する余地があると考えられます。
一方、下値では4300ドルを割り込むと、次のサポートレベルである4180ドル~4200ドルまで下落する可能性があります。
銀(シルバー)も、債券利回りの低下とドル安に支えられ、一時的に高値を試しました。金と銀の価格比率(ゴールド/シルバーレシオ)は68.50近辺まで低下し、銀市場への支援材料となりました。テクニカル面では、銀は61ドル~62ドルの抵抗線を上抜け、次の抵抗線である65ドル~66ドルの突破を試みています。この66ドルを上抜ければ、71ドル水準まで上昇する可能性があります。
下値では、61ドルを下回ると、心理的節目である60ドルを試す展開が考えられます。さらに60ドルを割り込むと、56ドル~57ドルのサポートレベルまで下落するリスクがあります。
一方、プラチナは1780ドル~1800ドルの抵抗線への再挑戦に失敗し、勢いを失って押し戻されました。このレジスタンスゾーンは複数回試されており、その強さが示されています。
パラジウムが0.5%上昇したことは、プラチナにとっては中立的な影響でした。
プラチナが1800ドルを上抜けることができれば、次の抵抗線である1870ドル~1890ドルを目指す展開が期待されます。1890ドルを突破すれば、さらに1950ドル水準まで上昇する可能性があります。
下値では、目近なサポートレベルは1680ドル~1700ドルです。この1680ドルを下回ると、50日移動平均線(50 MA)のある1666ドル近辺まで下落する可能性があります。さらに50 MAを割り込むと、1600ドル水準まで値を下げることが考えられます。
Source: FXEmpire
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