
介入効果は限定的か、円の先行きは政策次第
CNBC
公開日時: 2026/08/07 10:05
Sentiment Analysis
先週、日米当局による円買い介入が行われたものの、円相場の上昇は一服し、再び下落基調となっています。市場関係者の注目は、政府の支援策から国内の政策変更へと移りつつあります。
日米両国が円を下支えするために共同で介入に踏み切ってから1週間。一時、1ドル=163円台前半から155円まで円高が進みましたが、その後は勢いを失い、介入発表から7日後の現在、1ドル=158円50銭近辺で推移しています。
円のファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)は引き続き注視されており、市場関係者は政府による支援策よりも、国内の政策変更に目を向けています。PGIMのチーフ・エコノミスト、ロバート・ソッキン氏は、この介入戦略が功を奏するか「確信が持てない」と指摘。水曜日に発表したメモの中で、「介入は短期的には円ショートポジションを絞り出す効果はあるだろうが、それだけで円安トレンドを反転させるのに役立つかは疑問だ。むしろ、劇的に裏目に出る可能性もある」と述べています。
ソッキン氏によれば、もし介入が裏目に出た場合、投機筋が円と米国債を同時に aggressively に売り浴びせることで、日本銀行や米連邦準備理事会(FRB)に追加利上げを余儀なくさせる可能性があるとのことです。
今回の共同介入は、米国が他国の通貨を支援する異例の動きであり、円安の長期化が日本のインフレを煽り、アジア通貨に圧力をかけ、世界市場を不安定化させることへのワシントンの懸念を浮き彫りにしました。米財務省のスコット・ベッセント長官は先週、CNBCのインタビューで「安定した円は米国だけでなく、地域全体にとって重要だ」と語っています。
バンク・オブ・アメリカは最近のメモで、中央銀行の短期的目標は1ドル=155円を「ブレークすること」だったが、この水準はすぐに再び円安方向に振れたと指摘しています。ベッセント長官自身も、介入だけでは通貨の方向性を決定できないことを認めており、「介入で市場にシグナルを送ることはできるが、それを(方向転換させるのは)政策だ」と述べ、米国が介入に参加したのは、日本の政策経路に楽観的であったためだと付け加えています。
Source: CNBC
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