
ナイフ・リバー、低収益率で株価割高か
Seeking Alpha
公開日時: 2026/08/06 19:55
建設資材などを手掛けるナイフ・リバー(KNF)について、資本収益率(ROIC)の低さや収益性の伸び悩みを理由に、アナリストは「ホールド(中立)」の投資判断を継続しています。
同社は2023年第2四半期に、売上高が前年同期比13%増と堅調な伸びを示しました。しかし、原材料費や燃料価格の高騰によるコスト増が収益を圧迫し、価格を8%引き上げたものの、利益率の低下(マージン圧縮)を完全にカバーするには至りませんでした。
ナイフ・リバーの骨材事業は、地域における独占的な地位から恩恵を受けていますが、業界全体の資本収益性は、バルセロナ(VMC)やメキシコ・セメント(MLM)といった競合他社と比較して、構造的に低い水準にとどまっています。
現在、ナイフ・リバーの株価は、予想株価収益率(PER)で26倍、売上高成長率13%という水準にあります。アナリストは、この株価水準は、投資機会のコスト(機会費用)を考慮すると割高であると指摘しています。また、株価上昇の明確な触媒(カタリスト)や、利益率が大幅に改善する見通しも立っていないとしています。
ナイフ・リバーは数年前にMDUリソーシズ・グループ(MDU)から分離・独立した企業です。一般的に、企業のスピンオフ(分離・独立)は、事業の集中や経営効率の向上につながり、株主価値の向上に寄与することが期待されますが、ナイフ・リバーの場合は、その期待を裏付けるような収益性の改善が十分に進んでいない状況です。
アナリストは、ナイフ・リバーの資本収益率(ROIC)が低く、資本コスト(WACC)を上回る収益を生み出せていない点、そして株価のさらなる上昇(マルチプルエクステンション)の可能性が限定的であることを、投資判断の主な理由として挙げています。
Source: Seeking Alpha
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