
任天堂、トランプ関税還付で利益53%増
The Guardian
公開日時: 2026/08/06 11:05
Sentiment Analysis
任天堂(7974)は、ドナルド・トランプ前米大統領による関税の還付金が業績を押し上げ、3-6月期の連結純利益が前年同期比53.5%増の1474億円となったと発表しました。これは市場予想を大幅に上回る結果です。
同社によると、昨年夏に発売されたゲーム機「Nintendo Switch 2」の販売は「力強い販売モメンタムを維持」し、「ヨッシークラフトワールド」や「スターフォックス」シリーズ、「ポケットモンスター スカーレット・バイオレット」といった人気ゲームも「安定したパフォーマンス」を示しました。
しかし、売上高は前年同期比10%減の5178億円となり、全体としては減少しました。利益を押し上げた主な要因は、米連邦最高裁判所が今年初めに、トランプ政権が昨年世界各国に課した「解放の日」貿易関税を違法と判断したことを受けた、関税還付金によるものです。
トランプ政権は、最高裁判決前に徴収された関税総額1650億ドルのうち、約1000億ドルを還付するとされています。任天堂はこの還付金により、大幅な利益増を達成しました。
任天堂の株価は、この決算発表を受けて木曜日に2.87%上昇しました。
任天堂は、最高裁判決の数週間後に、関税負担額とその利息の全額還付をホワイトハウスに求める訴訟を起こしていました。今回の還付金は、この訴訟に関連するものとみられます。
ただし、同社は還付金の正確な金額については明言を避けており、還付金を消費者に還元すべきだという声も依然として上がっています。
先月には、関税を理由に価格を引き上げた後、還付金を受け取ったとして、顧客の代表による集団訴訟が任天堂に対して起こされました。これに対し、任天堂の弁護士は「根拠のない訴訟」であると反論し、顧客が支払った価格は「欲していた商品を手に入れた際の購入価格である」と主張しています。
さらに、先月には米国大統領が日本を含む80カ国以上に新たな関税を課す動きを見せており、任天堂のような企業にとって新たな問題となる可能性があります。しかし、25の州がトランプ政権の関税徴収を提訴しており、輸出企業にとってはさらなる還付の可能性も開かれています。
Source: The Guardian
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