
防衛テックのHadrian、約80億ドルで資金調達
CNBC
公開日時: 2026/08/06 10:35
防衛・航空宇宙分野の製造業スタートアップであるHadrian(ハドリアン)は、新たな資金調達ラウンドで約80億ドルの企業価値評価を受けました。これは今年1月時点の評価額から4倍以上増加しています。
今回の資金調達は、Baillie Gifford、J.P. Morgan Strategic Investment Groupなどが主導しました。
HadrianのCEOであるクリス・パワー氏は、「今回の資金により、従業員の拡充、工場の基盤となるソフトウェアプラットフォーム『Opus』への大規模投資、そして潜水艦や弾薬、ドローン産業基盤といった分野で国が抱える膨大な生産課題への対応を前進させることが可能になる」とCNBCに語りました。
Hadrianは、防衛・航空宇宙企業や政府機関向けに先進的な工場を建設しています。パワー氏によると、同社のOpusソフトウェアは米陸軍と海軍で利用されており、今後他の大手防衛企業との提携も発表する予定です。
パワー氏は、「物理経済全体にAIが浸透する中で、誰もがこの新しい世界に適応し競争するためにソフトウェアを再構築する必要がある」と述べています。
防衛テック分野への投資熱は高まっており、Hadrianはこうした流れに乗っています。背景には、トランプ前大統領が進める米国軍の再工業化と、強固な製造基盤の構築計画があります。地政学的な緊張の高まりは、新たな兵器の必要性を増し、高額なミサイルシステムへの依存を減らす動きを加速させており、トランプ氏は前例のない1兆5000億ドルの防衛費を計画しています。
同様に、ドローン技術を開発するShield AIは3月に127億ドル、無人船メーカーのSaronicは同月に92億5000万ドルの評価額で資金調達を行いました。また、Andurilはその後2ヶ月で企業価値を600億ドル以上に倍増させています。
Hadrianは昨年も2億6000万ドルの資金を調達しており、その資金は新工場の建設や海軍防衛能力の強化に充てられました。
Source: CNBC
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