
パウエル・インダストリーズ、成長鈍化で「Hold」継続
Seeking Alpha
公開日時: 2026/08/06 08:35
米国の産業機器メーカー、パウエル・インダストリーズ(POWL)は、AIやデータセンター需要の追い風を受けながらも、成長鈍化や割高感から投資判断は「Hold(中立)」を継続すべきとの見方が示されています。
同社は、AIやデータセンター向けの高電圧配電・制御機器の需要増により、受注残高は増加し、利益率も改善傾向にあります。しかし、アナリストは、こうしたポジティブな要因を相殺する形で、成長率の鈍化や株価収益率(PER)の高さが投資テーマとして混在していると指摘しています。
パウエル・インダストリーズは、2026年度(FY2026)までに年率20%超の成長を目指し、2027年後半以降のさらなる成長を見据えて新工場の建設も検討しています。しかし、2026年度第3四半期(FQ3'26)に見られたような新規受注の勢いは、続く第4四半期(FQ4'26)には鈍化する可能性が高いとみられています。新規受注のパイプラインが1億ドルから2億ドル未満の範囲に縮小するとの見通しが示唆されています。
さらに、インサイダー(内部関係者)による売り、ショートセラー(空売り筋)の関心の高まり、そして配当利回りの低さも、同社株に対する慎重なスタンスを後押しする要因となっています。これらの要因は、堅調なユーティリティ(電力供給)やデータセンター関連の追い風があるにもかかわらず、投資家が警戒すべき点として挙げられています。
アナリストは、2026年7月時点での株価下落が魅力的なエントリーポイント(買い場)をまだ創出していないとみており、株価が170ドル台まで下落するのを待つのが望ましいとしています。現在の株価水準では、AIやユーティリティ分野からの成長期待は織り込み済みであり、割高感から積極的な買いには慎重な姿勢が求められています。
Source: Seeking Alpha
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